[保存版] Raspberry PiやJetsonのバックアップをする方法(Mac)


はじめに

バックアップを定期的に取っておくことは大事です。
Raspberry PiやJetsonなどのシングルボードコンピュータのバックアップ方法をまとめます。

バックアップの手順

1. SDカードをシングルボードコンピュータ本体から取り出し、Mac本体に接続

  • SDカードを取り出す
  • MacにSDカードを接続する

2. マウントディスク名を確認する

  • Macのターミナルを起動する
  • diskutil listを叩いて、マウントしているボリュームのパーテーションを一覧で確認する
$ diskutil list

実行例

  • 該当するSDカードのマウントディスク名を確認する
  • 私の場合は/dev/disk2でした。

3. SDカードをアンマウントする

  • diskutil umountDisk [2で確認したディスク名]を叩いて、SDカードをアンマウントする
$ diskutil umountDisk /dev/disk2

実行例

「Unmount of all volumes on disk○ was successful」が出ればOKです。

4. ddコマンドでバックアップする

  • ddコマンドを使ってバックアップを取る
  • ddコマンドの基本的な使い方: dd if=[コピー元] of=[コピー先] bs=[バッファリングサイズ]
  • バックアップの進捗状況はctrl + Tで確認できます
sudo dd if=/dev/rdisk2 of=20210209_jetson_backup.img bs=64m

補足(ddコマンド高速化)

Macでddコマンドすることはかなり遅いです。
少しでも早くバックアップを完了させるためのTipsを紹介します。

指定するマウントディスク名について
  • /dev/disk○ではなく/dev/rdisk○にしてあげると、速くなるみたいです

参考ページ: mac のdd / ddrescue が遅すぎる大問題に対処する。
参考ページ: diskとrdisk

bsオプションについて
  • bsオプションは適切な値にしてあげると速くなるみたいです
  • ちなみに私のMacでは64mが最も速かったです

参考ページ: ddコマンドのbsサイズ