コード で フローチャート を 描く ~mermaid 記法①~


目的

mermaidでフローチャートを描く時のルールを描く

mermaid.jsの公式に記載されているフローチャートを書く方法を紹介する。
※mermaidについて知りたい方はこちら
※基本的な記入方法を知りたい方はこちら
※出力方法を知りたい方はこちら

抑えるポイント

  • フローチャートの作業要素(下記画像の青丸で囲った部分)をノードと呼ぶ

最初に描く図の種類と方向を宣言する。

  • フローチャートの場合はgraphと宣言し、半角スペースを空けて描く方向を英語2文字で宣言する。
  • 上から下方向に向かって書くフローチャートの場合はgraph TBgraph TD

  • 下から上方向に向かって書くフローチャートの場合はgraph BT

  • 右から左方向に向かって書くフローチャートの場合はgraph RL

  • 左から右方向に向かって書くフローチャートの場合はgraph LR

書き方の例

基本

  1. ノードの作成
    下記の様にすることでAという名前のノードを作成し表示する。

    graph LR
        A
    

  2. ノードに文字を格納
    下記の様にすることでAノードの中にテキスト「おはよう」を入れることができる。

    ※ノードの特徴・・・

    • 入るテキストを指定したとき→指定されたテキストが図に表示される。
    • 入るテキストが指定されてないとき→ノードの名前が図に表示される。
      ※ノードに文字を入れるときはダブルクオートで囲むことを心がけよう
    graph LR
        A["おはよう"]
    

ノードの見た目

  1. ノードの角を角ばらせる
    下記の様にすることでノードの四隅が角ばる

    graph LR
        A["おはよう"]
    

  2. ノードの角を丸める
    下記の様にすることでノードの四隅が丸まる

    graph LR
        A("おはよう")
    

  3. ノードを丸める
    下記の様にすることでノードが丸くなる

    graph LR
        A(("おはよう"))
    

  4. ノードを左右非対称にする
    下記の様にすることでノードが左右非対称の形になる

    graph LR
        A>"おはよう"]
    

  5. ノードをひし形にする
    下記の様にすることでノードがひし形になる

    graph LR
        A{"おはよう"}
    

ノードを繋ぐ

  1. ノードAとノードBを矢印で結ぶ
    下記の様にすることでノードAとノードBを矢印で結ぶことができる

    graph LR
        A-->B
    

  2. ノードAとノードBを繋ぐ矢印の上にテキストを出す
    下記の様にすることでノードAとノードBを繋ぐ矢印の上にテキストを出すことができる

    graph LR
        A--"こんにちは"-->B
    

  3. ノードAとノードBを線で結ぶ
    下記の様にすることでノードAとノードBを線で結ぶことができる

    graph LR
        A---B
    

  4. ノードAとノードBを結ぶ線の上にテキストを出す
    下記の様にすることでノードAとノードBを結ぶ線の上にテキストを出すことができる

    graph LR
        A--"こんにちは"---B
    

  5. ノードAとノードBを点線矢印で結ぶ
    下記の様にすることでノードAとノードBを点線矢印で結ぶことができる

    graph LR
        A-.->B
    

  6. ノードAとノードBを繋ぐ点線矢印の上にテキストを出す
    下記の様にすることでノードAとノードBを結ぶ点線矢印の上にテキストを出すことができる

    graph LR
        A-."おはよう".->B
    
  7. ノードAとノードBを太い矢印で結ぶ
    下記の様にすることでノードAとノードBを太い矢印で結ぶことができる

    graph LR
        A==>B
    

  8. ノードAとノードBを繋ぐ太い矢印の上にテキストを出す
    下記の様にすることでノードAとノードBを結ぶ太い矢印の上にテキストを出すことができる

    graph LR
        A=="おはよう"==>B