電子工作 > 抵抗E系列 | 電子工作の問題点 | 抵抗の整理案 v0.4


抵抗E系列

抵抗の値というのはE12系列やE24系列などがあります。
E6系列 E12系列 E24系列 E48系列 E96系列 E192系列の一覧表と概略計算方法

@ トランジスタ技術 SPECIAL for フレッシャーズ No. 102
抵抗&コンデンサ活用ノート
1-4 抵抗の系列とカラー・コード

E6の6は等比級数の公比を表します。

(注記: 完全な等比級数ではありません。詳細は関連図書を参照してください。)

電子工作の問題点

個人で電子工作をする場合の問題は以下のようなループに陥ることです。

loop_electric_180123.py
# coding rule: PEP8

alist = [
    'have an idea',
    'go to shop',
    'buy resistor',
    'go back home',
    'soldering'
]

NUM_LOOP = 5  # arbitrary
for idx in range(NUM_LOOP):
    for elem in alist:
        print(elem)

このループに加えて、所持している抵抗の集合からその時々に必要な抵抗を短時間で取り出せるか、という問題があります。
(必要な技術情報の探索と同じですね。見つからない情報は持っていないのと同義ですね)。

抵抗の整理案 v0.4

必要条件

以下のようなものを検討していました。

  • 透明なケース
  • 抵抗を折り曲げることなく、そのまま収納できること
    • intact
  • 一つのケースにE12系列の6種類程度を収めることができること
  • その6種類から必要な抵抗を短時間で見つけることができること
    • 収納スペースの縮小に貢献
  • ケースの再入手性が良いこと
    • discontinueにならない
  • 必要な抵抗だけを取り出しやすいこと
  • ケース準備の工作が短時間(10分程度)で可能なこと

検討記事: PyQt5 > 描画 > 円と線を描く + 備考

案 v0.4

v0.3はこちらでした

下記の左から4つ目の紫色のケース(ラムネ菓子の容器)に底上げ用の用具を加えました。

この例では、4.7k, 2.0k, 8.2k, 1.1k, 10kの抵抗が入っていることが見えますね。

フタを取って、底上げ機構で上に上げた状態です。これで、必要な抵抗だけを取り出せます。

抵抗の最大収納数は78本でした。

BOM: Bill of Materials

  • ラムネ菓子の容器: 58円
  • ゴム (0.5mm厚 x 2cm高さ x 63cm幅)
    • 0.5mm厚 x 10cm高さ x 100cm幅のもの(300円?)から切りました
    • 高さは適当です
    • 幅は容器の大きさに合わせて適宜トリミングします
  • カラーテープ (赤色の部分)
    • ゴムを止めるために使います
  • 竹串 (15cm長さ)
    • 手順(下記)の通り、適宜切ります
    • 串焼き、おでんなどの串料理に最適
      • 所感: 確かに

作り方

  1. 竹串にゴムを巻きます
    • 串にゴムがしっかりつくように適宜引っ張ります
  2. 巻いたゴムが容器の内径にあうか確認しながら、大きければ、ゴム幅をトリミングして調整します
  3. カラーテープでゴムを止めます
  4. 下側の串の長さを切って調整します
    • 今回の試作では下側は1.2cm程度にしました
  5. 上側の串の長さを切って調整します
    • 今回の試作では透明ケース上端から1.6cm出た状態にしました

以上です。

改善結果

# coding rule: PEP8

alist = [
    'have an idea',
    'go to shop',
    'buy resistor',
    'go back home',
    'soldering'
]

NUM_LOOP = 5  # arbitrary
for idx in range(NUM_LOOP):
    for elem in alist:
        if 'shop' in elem or 'go' in elem or 'buy' in elem:
            continue
        print(elem)