Nefry BTでGrove人感センサをサクッと扱う


こんにちは、ちゃんとくです。この記事はNefry Advent Calendar 2018 4日目の記事です。

Nefry BTって?

Nefry BTは「ESP-WROOM-32」というWi-Fi・BLE通信モジュールを搭載した、Arduinoと同じように開発できるマイコンボードです。

Groveという刺すだけで配線できるモジュール対応のコネクタを搭載していて、ハードウェアをあまり意識せずに開発できます。

この記事は下記のNefry BT環境構築・初期設定が済んでいる前提で進めます。

Groveって?


中国のSeeed Studio社が開発・販売している刺すだけで配線できるモジュールです。電源、信号線がソケットにまとめられており、回路の知識があまりなくても配線を行えます。

温湿度センサ、照度センサ、磁気スイッチ、サーボモータなど基本のモジュールは大体網羅しており、現在は100種類以上あるようです。(中の人に聞いたところ「数を把握しきれていない」とのことでした…!)

人がいることを検知する

人を検知できる人感センサ(PIRモーションセンサ)です。最大6m範囲、120度角の範囲に人がいるかどうか判定します。(公式Wiki

配線

人感センサは「D2」というソケットに差し込みます。少し硬いですが、カチッと言うまで押し込めます。配線作業は常に電源オフの状態で行います。

プログラム

#include <Nefry.h>

#define PIR_MOTION_SENSOR D2

void setup()
{
    pinMode(PIR_MOTION_SENSOR, INPUT);
}

void loop()
{
    if(digitalRead(PIR_MOTION_SENSOR)) {
        Nefry.println("誰かきたよ");
    } else {
        Nefry.println("監視中");
    }
    delay(200);
}

シリアルモニタで確認

メニューのツール>シリアルモニタ を選択して開きます。

※シリアルポート接続(PCにUSB接続)できない人 → Nefryポータルの「Web Console」を見ましょう


Nefry BTのデフォルトは115200bpsになっています。右下のbps設定を「115200bps」に変更します。

人がいるとアラートメッセージがでます。

その他

「アラートメッセージをメールやLINEに通知したい!」などという時はLINE NotifyIFTTTを使った連携が便利です。

サービス側の設定をすればLineNotify.send()IFTTT.send()といった関数でサクッと試せますので、ぜひご参照ください。