WindowsとExcelの標準機能のみでエビデンスを書く時の高速アプローチを大放出!してみた件(β)


WindowsとExcelの標準機能のみでテストエビデンスとかマニュアルとか簡易ユーザレポートを書く時の高速アプローチについて

個人的に、テストエビデンスとかマニュアルとか簡易ユーザレポートの作成は、Sierに入った新人がまず振られがちな作業のトップに君臨する気がしています。(みんな面倒な作業は避けたがるので)

手がかかる割に、スキルが積みにくい作業でもあるのですが、パワーの弱い新人にそういった作業が来がちなので、そういった作業負荷を軽減するための小技について、そっと貯めてたテクを放出してみようかな…と。
Excelでテストエビデンス書いたりユーザマニュアルを書いてる人とかには刺さると思います。
※本とかネット記事見てもあまりこういうテクいのが載ってないですし、あまり言及する人がいない割に効果の大きいトピックのみ厳選して書いてます。

フォルダ、ディレクトリ関連で知っておきたい事

連番を固定長形式切るとWindowsのバージョンによらずきれいに並ぶ

もしかしたら、リポジトリサーバが立ってないプロジェクトに入ったりすることももしかしたらあるかもしれません。
そんな時に、新旧のファイルを比較できる様、置いておくケースはままあります。

フォルダに以下のようにファイルを置く場合は

hogehoge_new.xxx
hogehoge_old.xxx

こんな感じで固定長の連番を振ると並びます。コレ豆な。

hogehoge_01_old.xxx
hogehoge_02_new.xxx

ちなみに1フォルダに複数の階層を持ったフォルダを一気におきたいときは

01_sushiPJ_01_基本設計
01_sushiPJ_02_詳細設計
02_yakinikuPJ_01_基本設計
02_yakinikuPJ_02_詳細設計

みたいな命名ルールにするとイケる。
なお、そもそもフォルダで管理するのがイケてないという説はあるが、エンドユーザサポートで
月1人日のサポート工数とかだったりするとリポジトリサーバなんかわざわざ立ててらんない事情とかあるよね… (実際あったんや…)

ファイルを探せない時に検索を使わずに探せる方法がある

Windowsは英語圏の人が簡単に操作できる様に最適化されている節があり、
フォルダのなかの何かのファイルを選択した後、ファイル名(ないしフォルダ名)を打つとそのファイル、フォルダに移動する(前一致で検索がかかる)
なお、日本語でもいけるけど操作の時間制限が厳しいのと全角文字がきっちりあわないと行ってくれないけどやってみる価値はあるかもしれない。(検索機能よりは圧倒的に早いので当たればラッキー!的な。)

なお、さっきのトピックと混ぜて、頭に連番とかyymmdd形式の日付を振ったりして高速引きする手法も強い。
以下、実際の例を示してみる。

例えばWindowsのフォルダ(c:\Windows)で、

IME(MS-IMEとかGoogle日本語入力とかAtok)とかをOffにして、半角英数字が入力されるモードにしてFを押したら

こうなる( ・´ー・`)ドヤァ…

Pathが切られてるところにあるアプリケーションなら2stepで起動できる

Pathに関してはググって下さい。遅かれ早かれ知る必要もあるでしょうし。
その上で、

Windows+Rおして

mspaint
calc
winword
excel
powerpnt

とか打って起動したら起動できる(下例はmspaint 要はペイント。3Dじゃないほうの。)

controlだと

コントロールパネルも開く。

キーボード入力だけで開くのかっこいいよね。
( ・´ー・`)ドヤァ…

ディレクトリツリーをExcelに簡単に起こす

→別記事参照

Excelの操作で知っておきたい事

とりあえずF4最強説 (とりあえず生みたいなやつ)

まずはじめに、ショートカット「F4」は知っているのと知らないのとでは大違い。
F4を押すと、直前の操作を繰り返すぞ!(複数セルに書式指定する時とか大活躍する)
例を下に書いてみる。


このExcelに対して、B3セルに書式を設定する。(例ではフォント変更と背景色を変更している)

そしてB4セルを選択してF4キーを押すと…

\ばばーん!/

という感じ。下手すると10倍とか書式設定が早まる。
1セル決めてしまって問題なかったら範囲指定してF4で片がつく。
( ・´ー・`)ドヤァ…

画像を貼る

ユーザマニュアルやエンドユーザサポートで文章作ってるときとかによくありがちなのだけど、
クリップボードから画像を張り付けたときに(クリップボードとExcelがうまくかみ合わずに)
シートの左上に画像が行くケースは

ctrl+vで貼り付けを押し、
ctrl+xでその画像を再度切り取り、
ctrl+vで貼り付けを押す

と、選択セルに画像の左上をあわせて貼れるぞ!
(Officeのクリップボードよくわからんよね…)
以下に例を書いてみる。

さっきのExcelのC7セルに次の画像を貼ってみる。

Ctrl+Vで貼り付けて

Ctrl+xで切り取って

Ctrl+Vで貼り付けると、貼れる。

セルの左上にぴったり合う。
綺麗だろう…( ・´ー・`)ドヤァ…

画面上のキーアサイン付きのボタンを表現する

「ファイル(F)」って打って、Fのところだけ選択して、Ctrl+Uをおすと、1文字だけでも下線がつくぞ!


これが

こんな感じ。

これで操作画面のイメージに近い形でマニュアルを書けますね。
( ・´ー・`)ドヤァ…

--<<ここから下書き>>--

オブジェクトを垂直ないし水平にのみずらしたいとき

Shiftを押しながらドラッグすると、縦か横にしか動かない。
(Ctrlを併せて押すと縦軸か横軸をあわせてコピれる。)
書いた図とか崩さずに動かせるぞ!
( ・´ー・`)ドヤァ…

出てきたデータのありうる組み合わせパターンを取る

(SQLだと select column_1,column_2,count(*) from hogehoge group by column_1,column_2 みたいなことをしたい)
ピボットテーブル使えば余裕。
Group byしたい要素を全部行側の要素としてつっこむ
(集計は消したほうがいいかもしれない)

ピボットテーブルの算出結果をさらに関数でこね回したいけどうまくいかない

(でも表示はピボットテーブルっぽくしたい)

ピボットテーブルをコピーして
・値のみ貼り付け
・書式貼り付け
を連続で行うと、プレーンなデータでかつピボットテーブルっぽい見た目になる

表の内容同士のコンペアを取りたい

セル=セル で一致してれば Trueになる、不一致ならFalse
これをマトリクスで算出して、コピー→値のみ貼り付けで計算式を除去し、
検索すればわかる。

出てきた差分を色付けしたい場合はここからさらにFalseを検索して書式指定して置換、
コピーして書式貼り付けで色付けできる。

おわりに

Sierに入っちゃうと初めはこういう作業を振られがちだと思うのですが、
手を動かしてコード書いたり、テスト書いたり、設計書書いたりしたほうがやっぱりスキルは身に付くし、
心理的にも「何してんやろ…」ってなりにくいので、こういうテクをうまく使って面倒な作業は片づけてしまって
開発側にどんどん入りましょう。

なにか思いついたり、リプで情報提供があったら追記します。