VirtualBoxを使いホストOSからOpenSIMにアクセスできました


この数日、VirtualBoxのゲストOSのWindows11に、opensimulatorをインストールしてOpenSimのサーバーを起動することを試していました。

今までのことは、こちらに書きました。

今回ようやくホストOSのMacにインストールしたSingularityというビューアで、自分のSIMに接続することが出来ました。

VirtualBoxのホストOSからゲストOSへの通信ができるようになりました。

今回は、ホストOSからゲストOSに対して通信できるようになるためのスキルを身につけることが出来ました。

こちらの記事を参考にしました。

私は、今までVirtualBoxのネットワークの設定は、NATしか使ったことが無かったです。
でも、今回VirtualBoxのネットワーク設定の違いを知ることが出来ました。

結論を書くとNATの設定とホストオンリーアダプターの二つを設定すると、ホストOSからゲストOSに通信できる環境を作ることが出来ます。

NATは、ホストOSからゲストOSに通信できないことを今回学びました。
ゲストOSをインターネット接続するときは、NATで良いです。

でも、今回は、ホストOSからゲストOSに接続してOpenSimのビューアを使えるようにしたかったのです。
VirtualBoxにインストールしたビューアでは、解像度を高くすることが出来ないからです。

IPアドレスの指定

ゲストOSで、IPアドレスを確認します。

このコマンドをコマンドプロンプトで、入力します。

ipcinfig

今回は、イーサネットアダプター1に、NATが設定されています。
そして、イーサネットアダプター2に、ホストオンリーアダプターを設定しています。

そのためイーサネットアダプター2のIPv4アドレスを、OpenSimの設定ファイルに設定します。
赤丸で囲まれた部分のIPv4アドレスを控えてください。

ビューアのSingularityに、グリッドのログインURLを追加するときも、このイーサネットアダプター2のIPv4のアドレスを使います。

http://xxx.xxx.xxx.xxx:9000

のような形で、ポート9000を指定して設定します。

opensimulatorの設定ファイルのRegions.iniを下記のように設定します。

[SIM NAME]
RegionUUID = ここは実際の内容のまま
Location = 1000,1000
SizeX = 256
SizeY = 256
SizeZ = 256
InternalAddress = ここに、イーサネットアダプター2のIPv4のアドレスを設定します。
InternalPort = 9000
ResolveAddress = False
ExternalHostName = SYSTEMIP
MaptileStaticUUID = 00000000-0000-0000-0000-000000000000

Regions.iniの設定に関しては、公式のPDFファイルの説明を読んで確認してください。
40ページ以降に、書かれています。

上記の”InternalAddress = ”は、初期設定の0.0.0.0のままでも接続できました。
ネットワークの状況に応じて、上記の公式PDFの説明に合わせて設定してください。

接続できました。

MacにインストールしているSingularityで、普通に使えるようになり助かっています。
解像度を高くして、使うことができるからです。

今回の経験で得たもの

今回VirtualBoxのホストOSとゲストOSとの通信の設定を学びました。
VirtualBoxのネットワーク設定も学ぶことが出来ましたので、ゲストOSで開発したウェブサイトへの接続など応用できる場面もあります。

またOpenSimに、IPアドレスを指定して接続することを学びましたので、JOGのグリッドに接続するなど本格的なOPEN SIMの運営もできると思います。
VPSを契約するなどしてIPアドレス固定して、安定してSIMの運営ができるようになれば、試してみたいと思っています。