第8回 レイヤ1 信号と回線


信号

信号には2種類あり、ディジタルとアナログで
ある。

アナログ信号は波を指し、ディジタルはON/OFF
のようなイメージ。

回線

2種の信号をどちら使うかは通信回線に依存
する。

余談だが、一般電話回線がまさにアナログで
あり、あれはモデム(MODEM)を用いている。
モデムはコンピューターのディジタル信号を
電話用のアナログ信号に変換してくれる装置
である。

一般的に有名なディジタル信号はISDNである。

ケーブルモデムは、CATVで使用されているケ
ーブルとの接続に使用されるモデムである。

ADSLモデムとケーブルモデムの特徴は、普通
のモデムと違い、パソコンとLANケーブルで
接続される箇所である。

普通のモデムは「EIA/TIA-232」という規格で
作られたケーブルで接続する。これは非常に
普及している規格で、パソコンならばシリア
ルポートという名前で接続口がある。

ADSLは普通の電話で使う音声信号と、通信用
のデータ信号の2つの信号が同じ回線に流れて
いる。音声信号は電話機へ、データ信号はADS
Lモデムへと振り分ける装置がスプリッタであ 
る。

信号に起きる障害

ディジタル信号にしろアナログ信号にしろ、
電気信号にしろ、問題がよく起こる。特に問
題となるのが、減衰、ノイズ、衝突だ。

まずは減衰だが、ケーブルに使われる銅線に
は抵抗が存在する。その抵抗によって、電
気信号が弱まる、つまり減衰する。

次にノイズ。これは何らかの原因により、
電気信号の形が崩れてしまうことを指す。

※原因の一例

すぐ隣の銅線に信号が流れている(クロストーク)
熱雑音
AC電源がそばにある
雷や無線、蛍光灯などがそばにある(EMI/RFI)
クロストーク→漏話という意味で、
       隣の信号が影響すること
EMI→電波干渉
RFI→無線周波干渉

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3分間ネットワーキング