Azure AutomationでDSCを構成する


Azure Automation State Configuration(DSC)を利用すると、DSCサーバを用意することなくプルサーバ機能を用意することができます。

手順

  1. Automationアカウントのデプロイ
  2. VMのデプロイ
  3. DSC構成ファイルのインポート
  4. DSC構成のコンパイル
  5. 管理対象ノードの追加
  6. 結果の確認

Automationアカウントのデプロイ

任意のパラメータでAutomationアカウントを作成します。

VMのデプロイ

DSC機能で構成する対象VMを作成しておきます。OSはWindows Serverを選択しておいた方が設定が楽です。

DSCの追加

[構成]⇒[追加]からDSC構成用のファイルをインポート

ここでインポートするファイルは下記のような宣言型のスクリプトです。

Configuration SampleConfig {     
    Node "WebServer" {
        WindowsFeature IIS {
            Name = "Web-Server"
            Ensure = "Present"
        }
        WindowsFeature IISTools {
            Name = "Web-Mgmt-Tools"
            Ensure = "Present"
        }
        WindowsFeature xTelnet {
            Name = "Telnet-Client"
            Ensure = "Absent"
        }
    }
 
    Node "DNSServer" {
        WindowsFeature DNS {
            Name = "DNS"
            Ensure = "Present"
        }
        WindowsFeature DNSTools {
            Name = "RSAT-DNS-Server"
            Ensure = "Present"
        }
        WindowsFeature xTelnet {
            Name = "Telnet-Client"
            Ensure = "Absent"
        }
    }
}

DSC構成のコンパイル


設定したConfigを元にプルサーバ上に展開する構成をコンパイルします。これにより各ノードがDSC構成を利用できるようになります。

ノードの追加

[ノード]⇒[追加]から管理対象VMを追加します。

DSCが割り当てられていることの確認

時間がたつとDSC構成が反映されます。各ノードにレポートが追加されます。