Arch Linux on WSL2 で Electron アプリをビルド・実行する


まえがき

WSLg が凄すぎてあっさりとできてしまったのですが、一応、手順を書き残しておこうと思います。

環境

手順

1. 依存関係を解決

結果として、以下のパッケージをインストールすることで解決できました。

yay -S nss atk at-spi2-atk libcups gtk3
作業ログ

libnss3.so

yay -S nss

libatk-1.0.so.0

yay -S atk

libatk-bridge-2.0.so.0

yay -S at-spi2-atk

libcups.so.2

yay -S libcups

libgtk-3.so.0

yay -S gtk3

2. 日本語フォントをインストール

何でもいいのですが、個人的に読みやすいなと感じたので IPAexフォント を選びました。
既に何らかの日本語フォントを導入済みであれば、この手順を踏む必要はありません。

yay -S otf-ipaexfont

エラーが出力されつづける

起動中、コンソールに Failed to connect to the bus: Could not parse server address というエラーが出力され続けるのですが、これについては原因が分かりませんでした。

WSL のリポジトリに issue が上がっていたので、様子を見たいと思います…。

あとがき

Win10 の WSL2 で同じことをしようとして手こずった記憶があるので、特に大きな不具合もなくスッと動いたことに感動しました。

音声もしっかり出ているので、かなり実用的と言えるのではないでしょうか……😺

参考