Microsoft PowerBI Desktopで、データごとのグラフ表示(スライサーの使い方)


記載日:2022/4/2
PowerBI Desktopで、選択した年度ごとのデータをグラフ表示したかったため、方法を調べました。
その中で、”スライサー”という機能があると知ったので、備忘録として記載します。

目標

あるデータに絞ってグラフを表示する。
例えば、以下のように、選択した年のデータを表示したい場合。

企業テーブル用データ

Name,Country,StartedAt
TAYATO,Japan,1890
HANDO,Japan,1921
VLOV,Sweden,1834
Melsdez,Germany,1836
Tasle,USA,2005
Valkswegon,Germany,1839
GanarelMotors,USA,1838

売上テーブル用データ

Year,Company,Sales,Quantity
2019,TAYATO,302256,1005
2020,TAYATO,299299,929
2021,TAYATO,232670,727
2019,HANDO,149310,430
2020,HANDO,131705,375
2021,HANDO,106770,307
2019,VLOV,33906,61
2020,VLOV,32718,60
2021,VLOV,36133,63
2019,Melsdez,130705,305
2020,Melsdez,197070,500
2021,Melsdez,217305,670
2019,Tasle,26750,59
2020,Tasle,32892,71
2021,Tasle,61660,116
2019,Valkswegon,252632,823
2020,Valkswegon,287075,889
2021,Valkswegon,168777,487
2019,GanarelMotors,150780,457
2020,GanarelMotors,128425,245
2021,GanarelMotors,145700,350

作業

0.グラフ作成
 まず表示したいグラフを作成し、表示させる。
 なお、スライサーを先に用意し、そのあとグラフを作成しても良い。(順番は気にしなくて大丈夫。)

1.スライサーの使用
 グラフの中の”スライサー”を選び、設置する。

 スライサーの”視覚化”の”フィールド”欄に、分割表示させたいカラムを設定する。
 例えば、上記データのYearカラムを設定すると、以下のようになる。
 表示形式は”一覧”などがあるので、好きなものを選ぶ。

 表示形式によって”視覚化”の”スライサーの設定”ができるものもあるので、ここを変更することでより自分好みの表示へ変更することもできる。
 例えば、一括操作用のチェックボックスが欲しい場合は、”[すべての選択]オプションを表示する”を有効にする。

2.補足:ページをまたいでスライサーを有効化
 複数のページを作成した場合、各ページのグラフを1つのスライサーで制御したい場合がある。
 この場合は、”書式”タブの”スライサーの同期”を使う。右側に設定欄が表示されるので、そこで調整する。

参考にさせて頂いたサイト

・スライサーについて
https://www.katalog.tokyo/?p=3067