【IE11】InternetExplorer.Applicationは Edge にリダイレクトされる仕様は撤回


Microsoftから2022年6月にInternet Explorer 11デスクトップアプリケーションのサポートが終了されます。
それに伴い、IE11デスクトップ アプリのサポート終了後に下記の仕様が検討されていました。

  1. MHT は IE モード内で表示できる
  2. HTA は引き続きサポートする
  3. IHTMLDocument によるドキュメント操作は引き続きサポートする
  4. オートメーションによる IE11 起動はできず、Edge にリダイレクトする
  5. ShellWindows で IE モードは列挙できない

そんな中、2022年01月07日にマイクロソフトのブラウザー (Microsoft Edge / IE) の中の人である ユスキィ さんが方針変更のツイートをしています。

よって、引き続き IE を使い続ける事ができます。
デスクトップアプリとしてのIEは終了するが、2029年までは完全に無くなるわけではない

Set objIE = CreateObject("InternetExplorer.Application")
Or
Set objIE = New InternetExplorer

これは既にオートメーションによる自動化のシステムを運用中のシナリオの救済を意図した変更とのこと

Windows 11 については、以下の FAQ に記載の通り、KB5007262 (2021年11月22日のオプションの非セキュリティ更新プログラム) 以降を適用した環境であれば、既にオートメーションで IE11 を起動できるように変更されています。

よって、2021年12月28日のQiitaの記事を発端に2022年01月07日には下記のような記事が話題になったわけです。

CreateObject("InternetExplorer.Application").Visible=true
$app = New-Object -ComObject InternetExplorer.Application; $app.Visible = $true

Windows 11のビルドバージョンが22000.376以降であれば、オートメーションによる IE11 でエラーにならないで起動できたとの報告がありました。

※2022年01月08日時点では駄目だったが、2022年01月22日では起動できるようになった。