CentOS Stream 8 でのキーボード配列の変更


kusanagi で初期設定をしていたときにキーボードが英字配列のキーボードを使っているので、それに変更したら、英字キーボードだと変な変換というか入力になったので、キーボード配列の変更方法を調べたので、備忘録までに。

localectl コマンドを使う

キーボード配列の変更には「localectl」コマンドを使うそうです。一般的なLinux全般の様です。

localectl コマンドとは?

localectl」はロケール(locale)設定の確認と変更を行うコマンドです。覚えるときには「locale」(ロカール)+「ctl」(コントロール)で覚えたら良いかなと。私は忘れっぽいので、すぐにググると思いますが。爆

 言語と地域の設定を「ロケール設定」(locale、ロカールとも表記)と呼びます。
※一般的な外来語では「ローカル」だと思いますが、一応「ロケール」的な発音が英語圏では近いかなと思います。

現在のロケール設定を確認する

localectl」または「localectl status」で、現在のロケール設定を表示します。

command line
[user@*** ]# localectl
    System Locale: LANG=ja_JP.UTF-8
      VC Keymap: us
     X11 Layout: us
      X11 Model: pc105+inet
    X11 Options: terminate:ctrl_alt_bksp

上記の現在の設定だと、サーバーは日本語対応しているけどキーボードが英字キーボード(PC105)になっているということです。

キーボードの配列を変更する

今回はキーボード配列の変更をしたいので、コマンド「set-keymap」を説明します。他にもコマンドがありますので、ロケール設定を変更する場合はググって調べてみてください。

localectl set-keymap キーボード配列」で変更できます。使用できる配列は「localectl list-keymaps」で確認できます。
※「localectl list-keymaps」を実行すると全部出てきて半端ない数表示されますので、日本語配列ならjpなどでフィルターをかけた方が良いです。フィルターのかけ方はjpの場合は「localectl list-keymaps | grep jp」となります。

今回は日本語キーボードjp106に変更したかったので以下の様にしました。

command line
[user@*** ]# localectl set-keymap jp106
    System Locale: LANG=ja_JP.UTF-8
      VC Keymap: jp106
     X11 Layout: jp
      X11 Model: jp106
    X11 Options: terminate:ctrl_alt_bksp

これで変更完了です。