コマンド1発でMacでFolding@homeのコロナウイルス解析に貢献する方法


MacでFolding@homeのコロナウイルス解析に貢献する方法

世界的大流行を見せているコロナウイルスですが、コロナウイルスの特効薬開発といった分野で今我々プログラマーに貢献できることはほとんどなく、医療関係者の方々の結果を待つことしかできません。
そこで何かできることは無いのかと調べていると、Folding@homeでコロナウイルスの解析作業を手伝う事ができるとのことでした。
PCの計算能力を貸すだけで誰でも貢献ができるので、家で寝かせているPCがある方はぜひ試してみてはいかがでしょうか?

Folding@homeとは?

Folding@homeは、スタンフォード大学を中心としたタンパク質解析の分散コンピューティングプロジェクトです。
1台のPCのスペックは低くても、それを何百何千と合わせることでスパコンをも超える速度での演算が可能となります。
似たようなプロジェクトにSETI@homeという宇宙人を探すプロジェクトがあったのですが、今年の3月末までで休止したみたいですね。

Macでのインストール

Macを使っているプログラマーならきっとhomebrewはインストール済みかと思いますが、もしまだの方は以下のコマンドでhomebrewをインストールしてください。

/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install.sh)"

homebrewがインストール完了したら、以下のコマンドでFolding@homeがインストールできます。

brew cask install folding-at-home

これでFolding@homeがアプリケーション・フォルダにインストールされます。
FAHControlという名前のアプリケーションがFolding@homeを起動したり設定したりするアプリケーションです。
あとはFAHConrolを起動してマシンパワー(Folding Power)を設定して再生ボタンみたいな三角形を押すだけです。
マシンがタンパク質の解析を行ってくれます。

チームについて

チームというものが作れるそうなので、Japanese Programmersという名前で一応チームを作っておきました。
チーム単位でのランキングみたいなものが出るそうです。
なんとなくで作ったチーム名なので、プログラマーの方もそうじゃない方も、みんなで参加してみましょう!

チームの入り方は、Configureを押してIdentifyタブを開くと出てくるTeam number欄に257614と入力するだけです。

2020/04/12 追記

結構な人数の方がチームに参加してくれています。
ありがとうございます。

おわりに

電気代はかかってしまうかも知れませんが、元々動かしっぱなしにしているよ、という方はぜひFolding@homeでコロナウイルス解析に貢献してみませんか?