ESXi on nested Nutanix


2020 04 20追記

最新版のNutanix CE 2019.11.22ではNest環境ができない可能性があり検証中です。
具体的には、VMのBIOSにおいて仮想化機能が有効化されていない可能性があります。

ESXi6.7ををインストールしようとした際に現状ではこのような紫画面が表示されてしまいます。

Esxi6.0/6.5ではインストールが可能です。
Esxi6.7ではできませんでした。440fxのドライバーが削除されている模様です。

タイトルの英語が間違っていたので直しました。

(恥ずかしい...)

はじめに

CPU世代に対応していないEsxiはインストールできません。
ストレージのパフォーマンスがあまりよろしくありません(後述)ので、主に検証用途で使用したほうが良いと思います。

インストール前作業

・UEFI(BIOS)上にてCPUの仮想化命令を有効化する

Intelの場合はIntel vt-x (Intel(R) VirtualizationTechnology)
AMDの場合はAMD-V(AMD SVM)

・インストーラーISOファイルをアップロードする。

構築1(prismから)

・通常の仮想マシンを作る方法と同じに作成
・DISKは必ずIDEモード
・NICをつけない状態で作成

構築2(cvmから)

・仮想マシンのホスト上にあるCVMのIPアドレスへSSH接続
(わからない場合は一度起動するとどのホストにあるかわかると思います。)

下記コマンドを実行

acli

先頭が<acropolis>になる

<acropolis>vm.nic_create <仮想マシン名> network="vlan 0" model=e1000
<仮想マシン名>: complete

<acropolis>vm.update <仮想マシン名> cpu_passthrough=true
<仮想マシン名>: complete

具体的にには、NICのドライバーをe1000に指定し、intel nicのドライバーを使ってあげ、CPUをきちんと見せてあげます

構築3(Console上から)

・通常のEsxiのインストーラーが走ると思います。

ストレージのパフォーマンス

・はっきり言ってNutanixのパフォーマンスを生かし切れてません。なぜなら、IDEモードのドライバーがPIIX3 for 430HX IDE Controllerであるからです。。。
1996年に登場したやつです。CPU世代で言うならば確かSocket7世代のPentiumぐらいです。。。めっちゃ古いです。
インストールするドライバーを組み込めば高速化するでしょうが...
とりあえず動かすだけならこれでも行けます。
設定の変更や、ドライバーの組み込みに詳しい方がいらっしゃればコメントをお願いします。

余談

・NICは通常のGUIから操作するとEsxiのインストーラーからは見えません。

・何もせずにインストールすると

まぁ、こなります。
カーネルを見るとPentium4の中でも第三世代に当たるPrescottのようです...

以上