Animate CCのコマンドディレクトリをお手軽に開けるJSFLを作った


JSFLとはなんぞや

「JSFL」とはAdobe Animate CC(旧:Flash Pro)上で実行可能な、作業の効率化に重宝する便利なスクリプト(JavaScript)です。

JSFLを扱うときに困ること

私がAnimate CCでJSFL扱う上で、一番つらいのが「JSFLを配置しているフォルダーがどこかわからない」です。
JSFLが配置されているCommandsフォルダーはランチャーに入れておくほど更新するフォルダーでもないし、場所も~/Library/Application Support/Adobe/Animate CC 2015/ja_JP/Configurationと階層の深いフォルダーになっています。Animateのアップデートのたびに既存のJSFLが配置してあった場所とは別の場所フォルダーになるので、毎度地味に困ります。

そこで重宝するのが、コマンドディレクトリを開く.jsflです

コマンドディレクトリを開く.jsflでJSFLをいつでも触れる

コマンドディレクトリを開く.jsfl
function isMac() {
    return (fl.version.search(/mac/i) > -1);
}

function openDirectory(path) {
    var uri = FLfile.uriToPlatformPath(path);
    if (isMac()) {
        FLfile.runCommandLine("open " + "\"" + uri + "\"");
    } else {
        FLfile.runCommandLine("explorer " + "\"" + uri + "\"");
    }
}

openDirectory(fl.configURI + "Commands");

まずはこのファイルを作成し、適当なフォルダーに配置します。

メニューの[コマンド]→[コマンドの実行]を選び、上記のコマンドディレクトリを開く.jsflファイルを選択し、実行します。

※ いつのバージョンからかわからないのですが、Animate CCの描画エリアにドラッグ&ドロップすることでJSFLを直接実行できるようです。知らなくて今まですごい損してました・・・!

すると、MacならFinderで、WindowsならExplorerでCommandsフォルダーが開かれます。
そして、開かれたCommandsフォルダーにコマンドディレクトリを開く.jsflを再度配置することで、次回から[コマンド]メニューに表示されて選択できるので、もうCommandsフォルダーを探さなくて良くなりました

今後のAnimate CCとJSFLが気になる・・・

Flash ProがAnimate CCに変わり、JSFLのAPIの変更があったようですが、既存のAPIとも両立できるようです。

また、Flash Proの環境設定を引き継いだところ、以前作成した「JSFL Tool」もインストールされ、通常通りに使えることが確認できたので、特に今までのワークフローと変わるところはないのかな?という印象でした。