AP-RX64M-0AボードでLチカ


概要

RX64MマイコンでLチカした際の手順をまとめました。

使用機材

デバッガの設定

デフォルトから変更した箇所はこちら

  • メインクロックソース
    • 24MHz(ボードの取説に24MHzのクロック搭載と記載されています)
  • メインクロック周波数
    • スマートコンフィグレータで確認したところデフォルトで120MHzでした
  • 内蔵フラッシュメモリの書き換え時のクロック操作を許可する
    • はい に変更してください。
  • エミュレータから電源を供給する。
    • はい にしていますが、電源に接続している場合は いいえ で進めてください。

スマート・コンフィグレータ

コンポーネントの追加をします

コンポーネントの選択で「ポート」を選択します

マニュアルではLEDが PG2 (ポートGの2)に接続されていると書いてあるので、ポートPG2を出力に設定します。その後「コード生成」を押したらスマートコンフィグレータを閉じます。

コード作成

自動生成された「R_Config_PORT.c」に以下2つの関数を記述します。ヘッダファイルである「R_Config_PORT.h」にはプロトタイプ宣言を記述します。

関数名 説明
R_Config_PORT_ON LEDを点灯させる関数
ポートGのレジスタにビットフィールドでアクセスしてbit2に0を書き込む
R_Config_PORT_OFF LEDを消灯させる関数
ポートGのレジスタにビットフィールドでアクセスしてbit2に1を書き込む
R_Config_PORT.c

void R_Config_PORT_Create(void)
{
    /* Set PORTG registers */
    PORTG.PODR.BYTE = _00_Pm2_OUTPUT_0;
    PORTG.ODR0.BYTE = _00_Pm2_CMOS_OUTPUT;
    PORTG.DSCR.BYTE = _04_Pm2_HIDRV_ON;
    PORTG.PMR.BYTE = _00_Pm2_PIN_GPIO;
    PORTG.PDR.BYTE = _04_Pm2_MODE_OUTPUT;

    R_Config_PORT_Create_UserInit();
}

/* Start user code for adding. Do not edit comment generated here */

void R_Config_PORT_ON(void)
{
    PORTG.PODR.BIT.B2 = 0;//Lowで点灯
}

void R_Config_PORT_OFF(void)
{
    PORTG.PODR.BIT.B2 = 1;//Highで消灯
}

/* End user code. Do not edit comment generated here */ 

続いてメイン関数でLEDのON/OFF関数を呼び出します。今回はfor文でウェイトを挟んでいます。

main.c
void main(void)
{
    int i;
    while(1){
        R_Config_PORT_ON();         //LED点灯
        for(i=0; i<12500000; i++){} //ウェイト
        R_Config_PORT_OFF();        //LED消灯
        for(i=0; i<12500000; i++){} //ウェイト
    }   
}

動作確認

動作確認しました