エンジニアはどこまで「話せれば」よいのか - 皆様の前で話す技術


というやつで登壇したのでそれに際し自分に課したトレーニング?修行?を振り返るために書いておきます。筆者、いわゆる緊張しい、本来話すのはかなり苦手な方なのですが、その割に目立つのは好きという矛盾をはらんだ性であります。良い大人が恥ずかしがっているのは恥ずかしいので会議でもなんでも気持ちを上げていくことを心がけています。

一方でどんなに登壇を重ねる方も「準備不足だと緊張する」と聞きました。なるほど、つまり「緊張は準備不足」なだけなのでしょう。きっとそういうことだ、として、喋りに今回徹底的に練習を重ねてみることにしてみました。当記事は「登壇」における「話し方」にフォーカスし、「下手の横好き」が「そこそこな喋りになる」ことを目的に記載します。似たような悩みを持つ方の参考になれば嬉しいです。

基本

前置きが長い。まず話の筋となる台本づくりです。良い発表は「シナリオ、話し方、資料」らしいです。スライドが良ければシナリオ、資料は制覇できるということでそれだけでもだいぶ安心です。「スライドのノートにすべて喋りたいことを書いておく」それだけあれば、日本語が読める人ならそれを読むだけなのです。そういうことです。

引用: プレゼンテーションの評価方法~自分のプレゼンを客観的に評価するには~ | コクヨのMANA-Biz

シナリオ
シナリオとは「話す内容」です。ただし、大切なのは「何を話すか(テーマ)」だけではありません。相手に伝わるように論理的に組み立てることも重要です。

話し方
シナリオがしっかり構成されていても、「話し方」によっては、聴き手にプレゼンの内容が伝わりにくいことがあります。逆に、話し方次第で内容がより伝わりやすくなる場合もあります。

資料
シナリオの内容がパワーポイントなどの資料としてわかりやすくまとまっていれば、聴き手が内容を理解する手助けになります。

シナリオと資料作りは普段から好きなのと、この記事の本筋ではないので割愛します。基本的にMarpでMarkdown箇条書きだったテキストを一気に膨らませて書いています。

*txt
# 問題提起
# 主題
# 結論

で、その台本ができたら以下で抜き出します。お守り代わりにプレーンテキストをスマホに入れて持っていきました。あとプレゼンとは限らないですが「会議」でのファシリテーション能力なども話す技術に通ずるものがあるともともと思っていたためここにリンクのみ記載しておきます。

練習

練習あるのみです。朝晩やりました、本当に苦手だからです。本当に。なのですが、練習時はGoogle Slidesの「プレゼンタービュー」を活用しました。タイマーをデフォルトで表示してくれるので便利。

あるいはちょっとした隙間に先述のスマホに入れた「プレーンテキストを読む」をやりました。外国語を勉強する時に近いです。日本語なのに...。まあ何よりも自信が付けばよいのです。今回の題材は内容もマインドセットからして前向きなものだったので読み終わると都度都度、ちょっといい気分になりました。

自分のパートを相当数読みました。可能な限りで「声に出して読む」が効きました。脳内にリズムが身体的に残る感じがします。

録画、自分で見る (録音、自分で聞く)

ただ話しているだけでは何なので録画します。主に使ったのはGoogle Meetの録画機能。ひとりで会議に参加したままプレゼンを画面共有し、録画します。Zoomも、無料でも録画機能がありますね。

で、聞くと大概ショックを受けます。自分の声、聞くの恥ずかしいですね。何なんですかねあれ。いえ良いのです。それが恥ずかしくなくなるくらいまで練習するのです。それを持ってしてアレかいと言われると何なのですが良いのです。すみません本番では実はクリッカーをおろおろしながら押していました。貴重な体験でした。

発声

練習を通じて、やはりアナウンサーの本職の方はすごいのだなと改めて認識しました。朝の情報番組など非常に爽やかに元気にお話しています。別に登壇という機会でなくても、普段の会議でもそれなりに元気を出すことは皆に良い影響があるので大事だななど、等。後に記す「イメトレ」とも通じますが良い話し方の人を真似るが良いらしい。

身体を動かす

結局「声を出す」とはシンプルにフィジカルな問題だと思います。緊張をほぐすのが一番かなと思い、登壇前も動いていました。登壇当日も一駅余計に歩きました。笑

体調を整える

同様、声を大事に、コンディションに気をつけていました。おなかを大事にするなど。でも普通の体調で良かった。

自信を持つ

イメージ。米倉涼子さんカッコイイですね。これもイメトレです。