USBメモリにESXi5.5 のインストーラを作成する


USBメモリにESXi5.5 のインストーラを作成する

用意するもの

4GBと8GBのUSBメモリを2つ用意して、CentOS6.5 を使って作成します。

再帰的に同じメモリにインストール出来ればそれでいいんですが、なんか出来なくなっていた様ですので。

TO

Shuttle社のベアボーンキットである、XG41をホストマシンとして

USB(4GB) からブートするESXiサーバーを作成します。

DO

NIC のドライバを手に入れる

蟹チップだったので以下のエラーが

※ SS消失

Realtek 8168 NIC in ESXi 5.5 not detected by default

そこで、ESXi-Customizer を使ってドライバ組込みのISOファイルを作成する。

で、ESXi-Customizer.cmd を実行して、オリジナルのESXiイメージとドライバを選択して。

出力先の名前を決めて完了。

USBメモリのフォーマットとBootフラグの設定

CD-R ドライブが付いていないので、BootableなUSBメモリを作る。

以降の作業は作業用Linuxホストにて行います。

なんかsyslinux が必要なので。

USBメモリ内にパーティションを作成

fdisk -l

ディスク /dev/sda: 21.5 GB, 21474836480 バイト ← これはOSの入ったHDD

ヘッド 255, セクタ 63, シリンダ 2610

Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 バイト

セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト

I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes

ディスク識別子: 0x000bf29c

-------- 省略 --------

ディスク /dev/sdb: 4026 MB, 4026531840 バイト ← これがUSBメモリ

ヘッド 124, セクタ 62, シリンダ 1022

Units = シリンダ数 of 7688 * 512 = 3936256 バイト

セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト

I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes

ディスク識別子: 0x6f20736b

/dev/sdb がUSBメモリだとする。

  1. fdisk /dev/sdb/
    1. d ← パーティションを削除
    2. n ← パーティションを作成
      1. p ← Primary を選択
      2. 1 ← パーティションNoを指定。1番。
      3. Enter ← シリンダ指定。デフォルトの1。
      4. Enter ← 最終シリンダ指定。デフォルト。
    3. t ← パーティションのタイプ指定
      • c ← FAT32 を示すc を指定
    4. a ← Bootable 指定
      • 1 ← 1番パーティションを指定
    5. p ← パーティション設定を確認

ディスク /dev/sdb: 4026 MB, 4026531840 バイト

ヘッド 124, セクタ 62, シリンダ 1022

Units = シリンダ数 of 7688 * 512 = 3936256 バイト

セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト

I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes

ディスク識別子: 0x6f20736b

デバイス ブート 始点 終点 ブロック Id システム

/dev/sdb1 * 1 1022 3928537 c W95 FAT32 (LBA)

、、、OKですね(・∀・)

では、wを押下して書き込みます。

FAT32 でフォーマット

mkfs.vfat -F 32 -n ESXi-Installer /dev/sdb1

syslinux とか

組込み。

syslinux でブート用のシステムをUSBメモリに組み込む。

そんで、ブート用のMBRを書き込む。

syslinux /dev/sdb1
dd if=/usr/share/syslinux/mbr.bin of=/dev/sdb bs=440 count=1

ESXiインストーラの中身をUSBメモリにコピー

イメージファイルをそのままマウントして、中身を全部コピーする。

mkdir /mnt/usb
mount /dev/sdb1 /mnt/usb
mount -o loop /home/USER/iso/ESXi-xxx.iso /media
cp -r /media -T /mnt/usb

syslinux.cfg の作成

コピーしたUSB内のisolinux.cfg からsyslinux.cfg をコピーし、中身をちょいと修正

cd /mnt/usb
cp isolinux.cfg syslinux.cfg
vi syslinux.cfg

DEFAULT mboot.c32 ← ここをmenu32.c32 からmboot.c32 に書き換える

MENU TITLE ESXi-5.5.0-20140302001-standard Boot Menu

NOHALT 1

PROMPT 0

TIMEOUT 80

LABEL install

KERNEL mboot.c32

APPEND -c boot.cfg

MENU LABEL ESXi-5.5.0-20140302001-standard ^Installer

LABEL hddboot

LOCALBOOT 0x80

MENU LABEL ^Boot from local disk

LABEL comment0

MENU LABEL

LABEL comment1

MENU LABEL +------------------------------------------------------+

LABEL comment2

MENU LABEL | Customized by ESXi-Customizer 2.7.2 |

LABEL comment3

MENU LABEL | http://esxi-customizer.v-front.de |

LABEL comment4

MENU LABEL +------------------------------------------------------+

後始末

USB メモリとイメージをumountしておく。

umount /mnt/usb
umount /media

ESXi のインストール

完成した4GBのUSBメモリをXG41にぶっ刺し、そこからブートする。

後はインストーラに従って、8GBのUSBメモリを指定してESXiをインストールすればOK!

素敵ですやん(・∀・)

以上です。