本稿の作成日は2020年7月14日であり,現在の生成方法とは異なる可能性がある.

概要

eksctlは、Amazon EKSでKubernetsクラスタを作成および管理するコマンドラインユーティリティです.このドキュメントでは、eksctlを実行する環境を構成する方法と、クラスタとノードグループを作成する方法について説明します.

プリコンフィギュレーション

IAMユーザーの作成

EKSクラスタを作成するIAMユーザーを作成します.

アクセスタイプ:プログラミングアクセス

接続ポリシー:管理者アクセス

ユーザーが作成すると、アクセスキーとキーが保存されます.

AWS CLIの更新と認証情報の構成

Kubectlを使用してEKSクラスタにアクセスするには、AWS CLIをバージョン1.18.17以降に更新します.
AWS CLIを最新バージョンに更新するには、次のコマンドを使用します.

$ pip install awscli --upgrade --user

上記で生成したIAMユーザの認証情報を構成する.

$ aws configure

eksctlのインストール

eksctlをインストールします.

$ curl --silent --location "https://github.com/weaveworks/eksctl/releases/latest/download/eksctl$(uname -s)_amd64.tar.gz" | tar xz -C .tmp
$ sudo mv /tmp/eksctl /usr/local/bin

aws-iam-authenticatorをインストールし、Kubernetesクラスタの認証を行います.

$ curl -o aws-iam-authenticator https://amazon-eks.s3.us-west-2.amazonaws.com/1.16.8/2020-04-16/bin/linux/amd64/aws-iam-authenticator
$ chmod +x ./aws-iam-authenticator
$ mkdir -p $HOME/bin && cp ./aws-iam-authenticator $HOME/bin/aws-iam-authenticator && export PATH=$PATH:$HOME/bin
$ echo 'export PATH=$PATH:$HOME/bin' >> ~/.bashrd
$ aws-iam-authenticator help

kubectlを設定します.

$ curl -LO https://storage.googleapis.com/kubernetes-release/release/`curl -s https://storage.googleapis.com/kubernetes-release/release/stable.txt` /bin/linux/amd63/kubectl
$ chmod +x ./kubectl
$ sudo mv ./kubectl /usr/local/bin/kubectl
$ kubectl version --client

EKSクラスタとノードグループの作成

EKSクラスタを作成するためのプロファイルを作成します.
次のプロファイルは、既存の構成VPC内にEKSクラスタを作成し、ノードが2つのノードグループを作成します.
その他の設定については、次のリンクを参照してください.
https://eksctl.io/usage/creating-and-managing-clusters

apiVersion: eksctl.io/v1alpha5
kind: ClusterConfig

metadata:
  name: eks-an2-cnl-birdbox-0
  region: ap-northeast-2
  
vpc:
  subnets:
    private:
      ap-northeast-2a: {id: [subnet-id]}
      ap-northeast-2b: {id: [subnet-id]}

nodeGroups:
  - name: ng-1-workers
    labels: {role: worker}
    instanceType: t2.micro
    desiredCapacity: 2
    privateNetworking: true
    ssh:
      allow:true

eksctl clateクラスタコマンドを使用して、作成したプロファイルに基づいてクラスタを作成します.

$ eksctl create cluster -f cluster.yaml

kubectlコマンドを使用して生成されたノードを表示できます.

$ kubectl get nodes