韓国のウェブ環境とマークアップについて


大部分は日本と同じと思いますが、いま韓国では、どんな風に開発するかを紹介してみたかったんです。韓国人ですので普通に日本語下手です。字が読みにくくてもよろしくお願い申し上げます。

韓国のウェブ環境

2015年になってMS Edgeも出た時代ですが、まだIE7まで対応しているので、CSS3の新しい属性を使うかどうかを心配している様子です。

今はProgressive enahncementを基とし「最新ブラウザを使う人にもっといい経験を与えよう」みたいな雰囲気になりつつありますが、まだ遠い話かと思ったりします。当然な話としてIE7への怒りが残っていますが、それが「なぜIE7をまだ使う!」ではなく、「IE7を作ったMSの方が悪い」と感じます。

IEを使うユーザーが87%ぐらいで残り13%はChrome, Safari, Firefoxを使います。
swingは韓国で作ったブラウザーの名前です。

IEだけ見ればこんな感じ

なぜIEの占有率がこんなに高いのか

韓国のスマートバンキングやショピング関連のModuleがぜんぶIEのActive X記述でできていて、他のブラウザーを使うと使用できないです。だからこんな結果に、、、

ネイバーと言う罠

韓国ではネイバーは検索関係のサービスですが、日本ではまとめサービスを運営していると思っています。

ネイバーは検索結果を表示する時に、自分達のサービスを使っているブログや広告を最優先で表示するため、SEOは発達せずにただ「keyword ad」だけがSEOとなります。韓国でネイバーを使うユーザーは90%ぐらいです。

Editor

普段使うOSがWindows系ですねでSublime TextEdit +「韓国のみのEditor」の占有率が高く他にもいろいろ使いますが、代表的にはその二つ。

WebstormBracketsを使うユーザーも増えてるが今の所ATOMを使う人とかVIMを使う人はいないそうです。「本人はVIMを使います」

Version Control System

まだ使わない会社も多いです。普通使うならSVNですね。理由は簡単でTortoise SVNがWindowsでよく動くし、GITに比べたら簡単だからみんなSVNをよく使います。

でも最近はNAVERとかでgithubみたいなツール、YOBIを作って使うからにはgitへの関心も高まってきます。自分はGitで管理します。

マークアップエンジニアーの呼び方

韓国ではマークアップエンジニアみたいな表現はなくウェブパブリシャー「英語:web publisher」と言う表現をマークアップエンジニアとして使っています。そうじゃなければフロントエンドエンジニアですね。

元は「ウェブのフロントからバックまでを管理するからパブリシャー」みたいな感じでしたが今にはHTMLとCSSの設計から作りまでする人をウェブパブリシャーと呼んでいます。それ以外にはUI開発と言うとマークアップエンジニアです。

JavaScriptもする!

日本では違うと思いますが韓国ではマークアップエンジニアがUIレベルのJavaScriptは自分で作ったりします。理由は色々ありますが会社からの関心度が高くなくて要求だけするからだと思います。今はフロントエンドエンジニアとして働きますが、元はマークアップエンジニアでした。

A11y

韓国では去年から障害人差別の禁止及び権利救済の法律が民間企業にも適用することになりアクセシビリティは強制的にします。その以前にはあまり興味のない人の方が多かったです。

韓国はW3Cの標準であるWCAG 2.0を韓国風に変えたKWCAG 2.0を基準としてアクセシビリティを守っています。

SASSやLESS

普段SASSを使います。PURE CSSの方が多いですが、そうじゃなければ普段SASSの方がもっと多いです。理由はわからないですが、有名な開発者のセミナーとかでLESSよりSASSの方が便利だ!と言う表現があってからこんな感じになったんじゃないかと思っています。

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まだまだしたい話は多いですが時間の関係でここまでします!