webxrデバイスAPIが有効になっている クローム84で 八角形系の HMDが認識されない件とその解決方法について


I'm sorry, this article is in Japanese only.

はじめに


本記事は『 』の続編です.

事の発端


2019 - 12 - 20 JST時点で クロームV 79における解決方法を示しましたが、それから 8ヶ月も経つと役に立たない記事になっているので、以降検索から着地した際に有意な情報を提供したいと考えています.

あれー?WebVRがChrome/Chrome Canaryで動かないな。フラグをオンにしても駄目になったのか?
Ref.


その後の Update は追っていない且つ手前味噌ですが、ここに書いてある内容でも解決できない感じですか? ( 最新情報に Update しなくちゃ
Ref.


wakufactoryさんが書いている通り、WebXRに関するフラグの内容が変わっています。
なお、Firefox(v79.0)の場合はOculusLink、SteamVRでWebXR Sample PageもWebXR Exporterも動作しました。
Ref.


解決方法


chrome://flags からそれらしい フラッグが消えてもうだめかと思いましたが、実はお得な情報に解決方法が記載されています.
曰く、クロムと 八角形系 HMDの組み合わせの場合は --disable-features=XRSandbox --enable-features=oculus --force-webxr-runtime=oculusの起動オプション付きで クロムを起動すれば OK です.
Chrome Hardware Support - Immersive Web Developer Home
画像は クロムの試験運用版にあたる クロムカナリーのものですが、ショートカットを右クリック→プロパティ→ショートカットのリンク先に上記の起動オプションを追加→適用して OK という手順を踏むことで解決できます.
なお、件のページにも記載されていますが、起動オプションは標準的な方法ではありません.今回のような クロムと 八角形系 HMDの組み合わせで webxrデバイスAPIを用いた Webxrコンテンツを体験したいときのみ、この起動オプションを使い、普段使いはなるべく避けましょう.
というわけで 日本学術振興会現在も、webxrデバイスAPIに集約真の標準対応」しているブラウザは Oculusブラウザだけです!!
現場からは以上です.