iOS(iTunes Connect / iOS Developer Center)/Android(Google Play Console)権限まとめ


モバイルアプリをリリースする上で避けては通れない各アプリストア(App Store/Google Play)とその管理画面。
ハマる人も多いと思いますのでまとめてみました。
(Android側については、自信ありませんので間違い等ありましたら指摘していただければ幸いです。。。)

App Store

App Storeの管理画面の全体像は以下の図のようになります。

App Store上のアプリを管理するためのiTunes Connectと、
apple IDやPush通知など実装的な内容を管理するためのiOS Developer Centerが存在し、
その双方にアクセス可能なAgent権限ユーザーと各サイトにのみアクセス可能なユーザーがいるという構成になっています。

Agent権限ユーザー

Appleの開発者アカウントを取得する際に利用したアカウントがAgent権限を持ちます。
Agent権限ユーザーは、

  • 唯一、iTunes Connect/iOS Developer Centerの双方にアクセスできるユーザーで
    (iTunes ConnectとiOS Developer Centerのアカウント管理は別)
  • iTunes Connect/iOS Developer Centerの全てにアクセスできるユーザー

であり、アプリ売上の口座情報さえ変更可能なため、取り扱いには注意が必要です。

iTunes Connect

iTunes Connectは、App Store上で表示される以下のような内容を管理するためのサイトです。

  • タイトル
  • アプリの説明
  • キーワード
  • アイコン
  • スクリーンショット
  • 価格
  • 売上
  • etc...

これらの情報を管理するために以下のような役割があります。

  • Admin(契約の締結とアプリの譲渡を除く全ての権限を持つユーザー)
  • Developer(アプリの更新等を行うために利用)
  • Sales(アプリのダウンロード数や売上の確認に利用)
  • etc...

iOS Developer Center

証明書やProvisioning Profile、開発で利用する端末などを登録するためのサイトです。
そういった情報を管理するための以下の3つの役割が存在します。
(法人のみ。個人では、Agent以外存在しない)

  • Agent
  • Admin
    (契約の締結とメンバーシップの更新を除き、Agentとほぼ同じ権限を有する。)
  • Member
    (ダウンロード系の操作のみ可能。作成、編集等の作業はできない。)

Google Play

Google Playの管理画面の全体像は以下のようになります。

App StoreにおけるAgent権限ユーザーのように、全ての権限を保有するユーザーである
アカウント所有者が存在してはいますが、管理画面がGoogle Play Consoleのみであったり、
役割と権限の扱いがかなり柔軟であったり、とApp Storeは大きく違った構成になっています。

Google Play Console

Google Play Consoleは、Google Play上のアプリを管理するためのサイトです。
Google Play上で表示する以下のような内容を管理することができます。

  • タイトル
  • 簡単な説明
  • 詳しい説明
  • アプリアイコン
  • スクリーンショット
  • etc...

これらの情報を管理するために、Google Play Consoleでは以下の役割と権限が用意されています。

Google Play Console上の役割と権限は、役割ごとに付与される権限が決まっており変更ができないiOSと違い、あらかじめ用意された役割とそれに紐付く権限はあるものの、任意の権限を選択し独自の役割を作ることもできる非常に柔軟なものになっています。

参考