Amazon Dash Button で「ボスが来た」ボタンを作る (加筆修正版)
こんにちは
@albno273 です。
この記事は2016年12月5日に投稿した自分のブログのエントリの加筆修正版です。
node.js を触り始めるきっかけになった記事です。
今思い返すと何もわかってなくて恥ずかしい……。
こんなとき
「エロ画像漁ってる時にかーちゃんがきた!」そんな学生に…
「オフィスでニコニコ見てたら上司が通りかかった!」そんな社会人に…
デスクトップを見られると社会的に殺される、そんなときにおすすめです。
きっかけ
日本での発売初日に Amazon Dash Button を購入しました。朝食にフルグラをよく食べるのでこれにしました。
500円のおもちゃが手に入ったぞ pic.twitter.com/DtD6fmkKIy
— Albireo (@ALBNo273) 2016年12月6日
せっかくなのでいじってなんか遊んでみようと思ったわけですが、でも結局このボタンって押したことを監視して何かするだけだし、確かにすごいんだけどハックしたところで使い道がいまいち思いつかなくて、そもそも自宅に Raspberry PI とかでサーバ立てておかないと常には監視できないし。
じゃあ逆に普通に使ってるノートPCとかで、かつ使ってる間だけ監視してても活きる使い道ってあるんだろうか。
と思って、「ボスが来た」ボタンを思いつきました。
先駆者の方々
Amazon Dash Buttonを(正しくない方向で)使ってみた / Qiita
Amazon Dash ButtonをただのIoTボタンとして使う / Qiita
以下はこれらの2記事を参考にしました。アメリカで先行して発売されていたので、ハックされまくっていろいろとモジュールができているようです。先人は偉大。
つよいところとよわいところ
ここがすごい
- ボスが来た時に隠せる
- キーボードから手が離れてる(意味深)ときでもボタン一発で起動可能
ここ直したい
- 音をミュートにできない
- RobotJS を使いこなせていないだけかもしれない
- 監視してるターミナルの入力ソースを英語にしておく必要がある
- 入力ソースが Google 日本語入力とかのままだと RobotJS に
Segmentation Fault: 11
を吐かれる
- issue 立てたほうがいいのだろうか……
- 時間がかかる
- レイテンシ3 - 5秒は覚悟しないといけない
- その間に見られたら死ぬしかない
- RobotJS を使いこなせていないだけかもしれない
- 入力ソースが Google 日本語入力とかのままだと RobotJS に
Segmentation Fault: 11
を吐かれる - issue 立てたほうがいいのだろうか……
- レイテンシ3 - 5秒は覚悟しないといけない
- その間に見られたら死ぬしかない
有用性が……ない……。
用意するもの
Wi-Fi につながってるPC
今回は MacBook Air (Mid 2015) / macOS Sierra でやってみました。Windows でも Linux でもなんでもいいです。
Amazon Dash Button
とりあえずここでポチりましょう。
えっ、プライム会員じゃない?年3900円お布施しよう!学生は1900円だぞ!
node.js
実は node.js を使ったことがなかったのでここを参考に導入しました。
Windows の人はこっち。
やりかた
1. Dash Button をセットアップする
Wi-Fi につながってるPC
今回は MacBook Air (Mid 2015) / macOS Sierra でやってみました。Windows でも Linux でもなんでもいいです。
Amazon Dash Button
とりあえずここでポチりましょう。
えっ、プライム会員じゃない?年3900円お布施しよう!学生は1900円だぞ!
node.js
実は node.js を使ったことがなかったのでここを参考に導入しました。
Windows の人はこっち。
1. Dash Button をセットアップする
Amazon 公式のセットアップガイドの通りに進めます。
ただし商品は選ばずに ✗ を押してキャンセルしてください。ボスが来るたびに注文されるはめになります。
2. モジュールの導入
適当なディレクトリを作って Dash Button for Node と RobotJS を導入します。
$ npm init
$ npm install --save dash-button
$ npm install robotjs
3. MACアドレスを調べる
$ sudo npm run scan
4. スクリプトを書く
// The Boss incoming button
const DashButton = require("dash-button");
var robot = require("robotjs");
const PHY_ADDR = "88:71:e5:c1:0f:f4"; // Set MAC address of dash button.
let button = new DashButton(PHY_ADDR);
console.log("Stand by...");
button.addListener(() => {
console.log("The Boss incoming!");
// robot.keyToggle('audio_mute', 'down');
robot.keyTap('h', ['command', 'alt']);
robot.keyTap('m', 'command');
});
MACアドレスは 3. で調べたものに書き換えてください。
5. 監視スタート
ボスが来たらまずいことをする前に起動。
$ sudo node boss_incoming.js
たったこれだけ!
実際に使ってみる
「デレパ見ながらエッチなプログラム書くの楽しいなー!」
「ちょっといい?(ガチャ」
「!!(ポチー」
「……なにしてたの」
「星野源を眺めてたんだよ、文句あるかよ」
完璧。
感想
遅いです。そもそも速度必要ない用途なんだから当たり前なんですが。押したことを検知するのみで、検知までに数秒かかる……となると、一体どんなハックすれば有用なんでしょうかね。頭が貧弱なので思いつかぬ。
電気工事士の資格をゲットしておうちハックして、Pocket Wi-Fi と一緒に Dash Button を持ち出して、「家の電気消したっけ……?」な時にポチッと押すとスマホに消してあるかどうかプッシュ通知が届く、までいくとなかなか使えそうなんですが。あっでもこれじゃボタンいらないな……。
ともあれ1つ500円でおもちゃが買えると思えば安いので、Amazon プライム会員の方は是非買ってハックしてみてはいかがでしょうか。
今見返したら「Mac ならパッド3本指フリックすれば済む話やんけ」となっております。
Author And Source
この問題について(Amazon Dash Button で「ボスが来た」ボタンを作る (加筆修正版)), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://qiita.com/albno273/items/615e8181120dacef4e5f著者帰属:元の著者の情報は、元のURLに含まれています。著作権は原作者に属する。
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