Laravel ForgeでさくらのVPSに環境を用意する


Laravel Forge とは?

Laravel Forgeは、DigitalOcean, Linode, カスタムVPS に対して、Laravelが動く環境をわずかな作業で構築し管理できるサービス($10/月)です。
環境構築以外にも、gitプロジェクトのデプロイやcronスケジュール管理などもできるみたいです。
(おそらくですが...) Laravelが用意しているVagrant環境であるHomesteadと同じ構成になります。

サーバーを作成する

今回はForgeを使って、さくらのVPS (2Gプラン)に環境を作ります。
ForgeはUbuntuが対象なので、先に、さくらのVPSをUbuntu 14.04 x64にOS再インストールしてください。
http://support.sakura.ad.jp/manual/vps/cpanel/custom_ubuntu1204.html
今回はさくらのVPSですが、Ubuntuが動くVPS / サーバーであればなんでもいけると思います。

Laravel Forge管理画面

Forge管理画面からサーバーを作成します。

サーバー名メモリサイズは管理のための表示情報なので、適当でも大丈夫なはず...。
サーバーIPアドレスはさくらのVPSのものを入力します。

入力して「Create Server」を押すと、さくらのVPSで実行するコマンドがポップアップされます。

コマンドをコピーしてテキストエディタに貼り付けます。
このコマンドはrootでの実行が前提になっているのでbashの前にsudoをつけます。

wget -O forge.sh https://forge.laravel.com/servers/****/vps?forge_token=***************; bash forge.sh
# 上のコピペしたコマンドに、sudoを付加
wget -O forge.sh https://forge.laravel.com/servers/****/vps?forge_token=***************; sudo bash forge.sh

さくらのVPS管理画面

リモートコンソールから、コマンドを実行します。

sudoを付加したコマンドをコピーし、リモートコンソールのPasteボタンで貼り付け、実行します。
一度パスワードを聞かれるので入力が必要です。

コマンドを実行すると、Forgeの管理画面で状態が見られるようになります。

まとめ

Laravel Forgeを使うと、サーバー作成の作業はこれだけです。
nginx, mysql, redis...をいれて、それぞれ設定して、あとiptablesの設定もしなきゃ、がこれだけで済むのでとても楽です。
なによりLaravelの全機能が動かせる環境であるという安心感があります。

最終的にこんな感じでした。

さくらのVPS 2Gプランだと、OS再インストールを含めると10分くらいで用意できる感じです。