nvALT(2.2b)+Marked(1.4.3)の設定


目的と動機

nvALTでMarkdownを書いてMarkedでプレビューする。

Kobito便利フゥー!って思ってたけど、mdファイルにいちいち書き出さないと他のエディタで使えないし、1つのノートの内容量が増えると入力に遅延が発生し始めた。多分リアルタイムプレビューしてるからだと思う。あとノート同士のリンクもしたい。
なので、Kobitoみたいな検索機能は備えつつ、自然とmdファイルが作られて、ノート同士のリンクが作れて、リアルタイムプレビューは必要なときだけできるように、nvALTとMarkedに出戻りしてみた。

nvALTとは

Notational Velocityというシンプルで軽量なノートアプリがあって、検索欄とタイトル欄が同じなので、書きたい内容の語句を入力して既存のノートがあればそれに追加してもよし、もし検索にひっかからなければそのままタイトルにしてノートを書き始めればよし、というのが特徴。それをフォークしてMarkdownプレビューをつけたのがnvALT、とのこと。

その他の特徴は、

  • 無料(ドネーションウェア)
  • 指定したフォルダの中に入っているファイルを一覧に表示するし、書いた内容はそのフォルダに自動的に保存する(拡張子を指定可能)
  • キーボード操作だけでけっこういける
  • ノート一覧の配置を上か左か好きな方にできる(左にするとKobitoっぽさ出る)
  • 括弧のオートペアリング機能もある
  • 検索と置換ができる
  • ノート同士のリンクが貼れる(後述)
  • tag機能がある(使ったこと無い)
  • todoリストみたいな使い方もできる(使ったこと無い)
  • プレビュー機能のCSSを変えられる(使ったこと無い)

とからしい。プレビュー機能は、編集されると編集地点ではなく一番最初に戻ってしまうので、プレビューを見ながら編集するのには向いていない。それでMarkedを使うことになる。

詳しい特徴は公式行って英語読んでくださいごめんなさい。

Markedとは

Mac用アプリでMarkdownをプレビューするアプリ。プレビューするだけでエディタはついてない。

  • CSSをカスタムできるし、デフォルトでgithub.cssとか入ってる。
  • App Storeにあるが、いまはMarked 2になっててちょっとお高い。すみませんがこの記事ではMarked 1.4.3を使います。
  • プレビューしているmdファイルが編集されたら、意外と早めに反映してくれるし、編集した部分までスクロールされる。でもKobitoほどの早さはない。
  • pdf、html、rtfで保存できる。
  • アウトラインを表示して、そこから目的の見出し位置に移動できる。

メリットとデメリット

メリット

  • nvALTの指定フォルダ内にある他のノートのリンクが貼れる

    • [[ 文字列 ]]で 可能。これは「リンクが貼れる」というよりも、nvALTの性質上、「その文字列を含むファイルを検索する」と言った方が正しいかもしれない。[[と入力して文字列を入力し始めると候補がでるので、正しいファイル名を覚えたりコピペしなくてもいい。
  • 指定したフォルダごと見てくれるし、自動的に個別のmdファイルで保存される

    • Kobitoだと特定のフォルダに入ったmdファイルを読んでくれる機能がないので、毎回「書き出す」をしないと .mdファイルで保存できないけど、nvALTは新しいノートを作るだけで .mdファイルができる。保存コマンドとかない。
    • Dropbox内のフォルダを指定すれば共有もできる。
  • リアルタイムプレビューとエディタが別なので入力が軽い

    • Kobitoだとひとつのノートの内容が増えると、プレビューのせいか、入力に遅延が起こるのでストレス。私だけかもしれない。

デメリット

  • プレビューしながら書くときはアプリケーションを2つ起動しないといけないのでだるい。
  • いろんなフォルダのmdファイルを見るとかできない。

設定方法

昔、http://luzlum.blogspot.jp/2012/09/nvaltmarked.htmlに設定方法を書いたんだけど、あれから年月はながれ、こんなことしなくてもよくなっていた。むしろ何もしなくてもよくなっている。

nvALTとMarkedを手に入れる

設定する

nvALT側

  • 読み書きしたいフォルダを指定

    • Preference -> Notes -> Read notes from folder を任意のフォルダに変更する
  • 保存するノートの形式を .md に変更

    1. Preference -> Notes -> Storage -> Store and read notes on disk as: を Plain Text Files* にする
    2. Recognize individual files with attributes:の左側のExtensionに「md」「markdown」などを追加
    3. 追加した「md」を選んでチェック
  • 括弧のオートペアリングをオン(お好みで)

    • Preference -> Editing -> Auto-pair にチェックを入れる
  • ノート一覧を左にする(お好みで)

    • View -> Switch to Horizontal Layout

Marked側

  • githubのコードブロックの書き方を読むようにする

    • Preference -> Behavior -> Convert fenced code blocksにチェック(さんかくびっくりマークには重くなるよ!って書いてあるけど)
  • シンタックスハイライト

    • Preference -> Style -> Additional features -> Automatic syntax highlighting にチェックを入れ、Themeはgithub.cssを選ぶ
  • 編集した地点を常に表示させる(たまにうざいのでお好みで)

    • Preference -> Behavior -> Scroll to first edit にチェックを入れる

使う

nvALTでわーっと書いて、プレビューするときはPreview -> Preview using Markedを選択するとMarkedが起動する。command + control +Mでもできる。

nvALTもMarkedもなにげに機能豊富なので、あんまりよく把握してない。もっと便利な使い方あったら知りたい。