(初心者向け) TestFlightの内部テスターの利用


TestFlight

TestFlightとはiTunes Connectに統合されたアプリケーションのテスト配信を可能とするシステムです。リリース前のアプリケーションを限定されたテスターに配布して、動作検証を行うことを目的としています。リリース方法は以下の2種類があります。

内部テスト

iTunes Connectのユーザー向けにアプリケーションを配布する方法です。外部テストと異なり、アプリケーションの監査なしで配布が可能です。

外部テスト

iTunes Connectのアカウントを持たない外部のユーザーに対してアプリケーションを配布する方法です。最大2000ユーザーまで配布可能です。ただし、アプリケーションの監査が入るため配布まで時間がかかります。

今回は内部テストを行います。

iTunes Connectユーザーの追加

テスターをiTunes Connectのユーザーとして追加します。iTunes Connectにログインしてユーザーと役割を選択してユーザーを追加します。TestFlightの内部テスターとなれる権限はよくわからなかったのですが、とりあえずDeveloperを選択しておけば内部テスターに追加されました。

アプリケーションをiTunes Connectにアップロードする

アプリケーションは前回の記事で使用したアプリケーションを利用します。Ad Hoc配信のプロビジョニンングプロファイルを使ったアプリケーションになります。

まずiTunes Connect上にアプリケーションを登録します。マイAppで+を押して登録します。

Xcode上でProduct -> Archiveを選択。Upload to App Storeを選択する。

開発チームを選択する。

ここでなぜかエラーがでてアップロードできない現象にあたりました。アイコンを設定していないとiTunes Connectへのアップロードに失敗するようです。 また社内のネットワークからのアップロードの場合もプロクシが越えられず失敗するようです。

Uploadはしばらく時間がかかりました。実際にiTunes Connectに表示されるまでもしばらく時間がかかります。

内部テストの開始

テスト対象のバージョンとテスターを選択してテストを開始します。iPhoneにTestFlightアプリケーションをインストールするとアプリケーションが利用可能となります。

上記のテストを開始するとメールがテスターに飛びます。テスターがメールに記述されているリンクからアプリケーションの利用が可能になります。

追記

iOS Development CertificateではTestFlightに出せないと考えていたのですが、TestFlightに普通にアップロードしてテストすることができました。TestFlight経由でのリリースの制限がまだよく理解できていないので、今後も継続して調査します。