LinuxBeanを地味に味気なくしてみた
Ubuntuベースで軽いので結構気に入っているlinuxBeanを地味に味気なくカスタマイズしてみたときのメモです。
なぜ?
linuxBeanは軽くて、デスクトップ背景の写真も明るくて、枝豆みたいなにっこり笑うアイコンも可愛いし、スタートメニューの笑顔の豆も可愛いし……なんにも悪くないんですが、もともと根が地味な私にはちょっと恥ずかしくて慣れないので、私らしく地味に味気なくしてみました。
使用した環境はlinuxBean 12と14ですが、スクリーンショットは12のものを使っています。
変更するところ
今回は以下の箇所を変更しています。
- デスクトップ
- ログアウトダイアログ
- ログイン画面
- ブート画面
まずはデスクトップ
デスクトップ背景の変更
デスクトップの背景を写真からちょい暗い青に変更します。
デスクトップで右クリック
→ デスクトップの設定
でデスクトップの設定を開き「壁紙のモード」を「背景色のみで塗りつぶす」に変更。続けて「背景色」をクリックし「#002277」を入力します。
設定ファイルを直接変更するなら.config/pcmanfm/LXDE/
ディレクトリ中の*.conf
ファイルからwallpaper_mode=
とdesktop_bg=
を探しだして変更します。変更してもログアウトする際に上書きされてしまう事があるのでsudo pkill X
で強制的にウィンドウシステムを終了してしまいます。
$ sed -i "s/^wallpaper_mode=.*/wallpaper_mode=0/" .config/pcmanfm/LXDE/*.conf
$ sed -i "s/^desktop_bg=.*/desktop_bg=#002277/" .config/pcmanfm/LXDE/*.conf
$ sudo pkill X
デスクトップアイコンの削除
とりあえずデスクトップからアイコンを全て削除して、左側のパネルも削除します。アイコンが必要になったらその都度追加することにします。
$ rm デスクトップ/*.desktop
$ rm .config/lxpanel/LXDE/panels/left
パネルアイテムは即反映されませんので、再起動するかログアウトします。
あまりに寂しいのとデスクトップが起動したのかどうか分からなくなってしまいましたので、とりあえずターミナルとファイルマネージャーをデスクトップに配置します。
$ cp /usr/share/applications/xfce4-terminal.desktop ./デスクトップ
$ cp /usr/share/applications/pcmanfm.desktop ./デスクトップ
デスクトップの数を1つに
複数のデスクトップを使うことに慣れていないのでひとつにします。デスクトップの数はOpenbox Configuration Managerで変更します。
スタートメニュー
→ 設定
→ Openbox Configuration Manager
で Openbox Configuration Manager を開き、Desktops
をクリック、Number of desktops の数値を1
に変更します。
設定ファイルを直接変更する場合は.config/openbox/lxde-rc.xml
ファイル中の<number>2/<number>
の箇所を変更します。
$ sed -i "s/<number>2/<number>1/" .config/openbox/lxde-rc.xml
変更箇所をdiff表記で書くとこんな感じです。
@@ -115,7 +115,7 @@
use obconf if you want to change these without having to log out
and back in -->
- <number>2</number>
+ <number>1</number>
<firstdesk>1</firstdesk>
<names>
<!-- set names up here if you want to, like this:
スタートメニューのアイコン
スタートメニューの可愛い豆のアイコンも標準で用意されているアイコンに変更します。変更は.config/lxpanel/LXDE/panels/bottom
ファイルを変更します。
$ sed -i "s/=.*beanlxpanel.png/=start-here/" .config/lxpanel/LXDE/panels/bottom
変更箇所をdiff表記で書くとこんな感じです。
@@ -27,7 +27,7 @@ Global {
Plugin {
type = menu
Config {
- image=/usr/share/backgrounds/beanlxpanel.png
+ image=start-here
system {
}
separator {
タスクバーみたいなパネルの変更
画面下のタスクバーみたいなパネルも適当にカスタマイズします。カスタマイズはパネルを右クリック
→ パネルのアイテムの追加・削除
で行います。
ちょい長いですが変更箇所をdiff表記するとこんな感じです。
@@ -52,7 +52,25 @@ Plugin {
}
Plugin {
- type = pager
+ type = launchbar
+ Config {
+ Button {
+ id=/usr/share/applications/xfce4-terminal.desktop
+ }
+ Button {
+ id=/usr/share/applications/exo-file-manager.desktop
+ }
+ Button {
+ id=/usr/share/applications/leafpad.desktop
+ }
+ }
+}
+
+Plugin {
+ type = space
+ Config {
+ Size=2
+ }
}
Plugin {
@@ -72,54 +90,17 @@ Plugin {
}
Plugin {
- type = space
- Config {
- Size=4
- }
-}
-
-Plugin {
type = tray
}
Plugin {
- type = volumealsa
-}
-
-Plugin {
- type = wincmd
- Config {
- image=window-manager
- Button1=iconify
- Button2=shade
- Toggle=1
- }
-}
-
-Plugin {
type = dclock
Config {
- ClockFmt=%y.%m.%d %a %H:%M
- TooltipFmt=%Y年%m月%d日 %A %H時%M分
+ ClockFmt=%R
+ TooltipFmt=%A %x
BoldFont=0
IconOnly=0
CenterText=0
}
}
-Plugin {
- type = space
- Config {
- Size=2
- }
-}
-
-Plugin {
- type = launchbar
- Config {
- Button {
- id=/usr/share/applications/catfish.desktop
- }
- }
-}
-
ログアウトダイアログ
ログアウトする際のダイアログの変更は/usr/local/bin/lxde-logout
ファイルを編集することで行います。
$ sudo vi /usr/local/bin/lxde-logout
#!/bin/sh
lxsession-logout
変更箇所をdiff表記で書くとこんな感じです。
@@ -1,2 +1,2 @@
#!/bin/bash
-lxsession-logout --banner "/usr/share/lxde/images/bean-logout-banner.png" --side=top --prompt="linuxBeanからログアウトしますか?"
+lxsession-logout
ログイン画面
起動時のログイン画面の背景も標準のものに変更します。/etc/lxdm/lxdm.conf
ファイルのbg=
の箇所を無効にします。
$ sudo sed -i "s/^bg=/#bg=/" /etc/lxdm/lxdm.conf
変更箇所をdiff表記で書くとこんな感じです。
@@ -27,7 +27,7 @@ greeter=/usr/lib/lxdm/lxdm-greeter-gtk
gtk_theme=clearlooks-phenix
## background of the greeter
-bg=/usr/share/backgrounds/alone_by_samuele_2.jpg
+#bg=/usr/share/backgrounds/alone_by_samuele_2.jpg
## if show bottom pane
bottom_pane=1
ブート画面
ブート画面もlinuxBeanらしい緑色から標準(白い文字に黒い背景)に変更します。/etc/default/grub
を編集して背景画像が指定されている行を無効にします。
$ sudo sed -i "s/^export GRUB_MENU_PICTURE/#export GRUB_MENU_PICTURE/" /etc/default/grub
$ sudo sed -i "s/^export GRUB_BACKGROUND/#export GRUB_BACKGROUND/" /etc/default/grub
$ sudo update-grub
@@ -35,5 +35,5 @@ GRUB_GFXMODE=640x480
export GRUB_COLOR_NORMAL="black/black"
export GRUB_COLOR_HIGHLIGHT="green/white"
-export GRUB_MENU_PICTURE="/usr/share/backgrounds/wallpaper_grub.png"
-export GRUB_BACKGROUND="/usr/share/backgrounds/wallpaper_grub.png"
+#export GRUB_MENU_PICTURE="/usr/share/backgrounds/wallpaper_grub.png"
+#export GRUB_BACKGROUND="/usr/share/backgrounds/wallpaper_grub.png"
とりあえず終わり
まぁなんという寂しさでしょう、Beanらしさがなくなってかなり寂しいというか味気ないというか無機質な感じになってしまいました。しかしBeanが今まで以上に好きになった私でした。
Author And Source
この問題について(LinuxBeanを地味に味気なくしてみた), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://qiita.com/hachisukansw/items/dee6196edd19cb74c107著者帰属:元の著者の情報は、元のURLに含まれています。著作権は原作者に属する。
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