CodeCommit + CodeDeploy + CodePipelineでEC2にデプロイ~CodeCommitの設定~


目次
1. CodeCommitの設定(この記事)
2. CodeDeployの設定
3. CodePipelineの設定・デプロイ実行

AWSのCodeCommit、CodeDeploy、CodePipelineを組み合わせてEC2にデプロイするまでをまとめました。
この記事ではCodeCommitにリポジトリを作成してgit cloneするまでを説明します。

前提

  • 既にAWSアカウント、IAMユーザーは作成済みとします。
  • ローカル環境 : CentOS 7

CodeCommit

AWSのGitホスティングサービスです。

競合サービス : GitHub、GitLab、etc..

準備

IAM ユーザーに対してCodeCommit へのアクセスを許可

  1. AWSマネジメントコンソールにログインして、IAMコンソールを開きます。
  2. ナビゲーションから[ユーザー]を選択し、CodeCommitへのアクセスを許可するIAMユーザーを選択します。
  3. [アクセス権限]タブの[アクセス権限の追加]を選択します。※ここでPowerUserAccess等、CodeCommitにアクセス可能な権限が既に付与されている場合、4~5の作業は不要です。
  4. [既存のポリシーを直接アタッチ] を選択し、ポリシーのリストからCodeCommitにアクセス可能なポリシー(例. AWSCodeCommitFullAccess)を選択して[次のステップ:確認]。
  5. 追加するアクセス権限を確認して[アクセス権限の追加]を選択します。

CodeCommitへアクセスするためのGit認証情報を作成

  1. [IAMコンソール > ユーザー]で先にCodeCommitへのアクセス権限を追加したIAMユーザーを選択します。
  2. [認証情報]タブの[AWS CodeCommit の HTTPS Git 認証情報]で[認証情報を生成]を選択します。
  3. 生成された"ユーザー名"、"パスワード"が表示されるので控えておきます。[認証情報のダウンロード]からCSVでダウンロードすることも可能です。
  4. ローカルの~/.netrcに先に控えた認証情報を書きます。
.netrc
machine git-codecommit.ap-northeast-1.amazonaws.com
login ユーザー名
password パスワード

CodeCommitにリポジトリ作成

  1. CodeCommitのコンソール(https://console.aws.amazon.com/codesuite/codecommit/home)を開きます。
  2. [ソース]の[リポジトリ]を選択し、[リポジトリを作成]を選択します。
  3. リポジトリ名と作成(リポジトリの説明)を入力して[作成]を選択します。
  4. ローカル環境で、作成したリポジトリのHTTPSのURLを指定してgit cloneします。

まとめ

これでCodeCommitにリポジトリを作成してローカルにcloneできました。

次回はCodeDeployの設定方法を説明します。