AWS DeepLens Tips
AWS DeepLens Tips
TL;DR
AWS DeepLensがやっと届いたので動かしてました。
挙動を掴むまで結構ハマったので、注意点とか確認方法などのTipsを纏めてみました。
トラブルシューティング
DeepLensのセットアップ中にインターネットに接続できない
手順にも記載されていますが仕様です。DeepLensのセットアップ時にはRegistration用のUSBポート
でセットアップで使用するPCに接続しますが、この際有線LANとして認識されます。
無線LANの設定よりも有線されるため、セットアップで使用しているPCが一時的に通常利用しているネットワークから切り離されます。
注意書きを読み飛ばしているとびっくりするのでご注意を。
SSHでログインできない
初期設定ではSSHでログインできません。SSHサーバは別途設定を行って有効化する必要があります。
SSHの有効化をしても保存ができない
ネットで調べると、以下のreset pinhole
でセットアップ用のアクセスポイントを有効化して設定する方法がでてくる事がありますが、なぜかこの方法だとSSHの設定を変更しても保存ができません(なぜか保存ボタンが存在しない)。
Registration用のUSBポート
でUSB接続した上で、AWSコンソールからデバイスの設定を変更する手順であればSSHを有効化して保存が可能です。
ビデオストリームを表示するための4000ポートで待ち受けているサービスがない
色々いじっているとこの状態になることがあります。
ビデオストリームはvideoserver
というプログラムが4000ポートでサービスしています。
videoserver
は以下が本体です。
/opt/awscam/awsmedia/video_server.py
videoserver
が稼働しているかどうかは以下で確認ができます。
sudo service videoserver status
動いていないようであれば、以下の様に実行してみるとSSLエラーと表示されることがあります。
sudo /opt/awscam/awsmedia/video_server.py
なんらかの原因で証明書がおかしくなるらしく、この状態であれば以下のコマンドでawscamを再インストールすると直ります。
sudo apt-get install awscam --reinstall
sudo apt-get install awscam-webserver --reinstall
証明書をインストールしたのにChromeでビデオストリームが表示できない
Macの場合の話ですが、証明書をキーチェーンに登録した後にChromeは一度完全に終了させる必要があります。
Firefoxでビデオストリームを表示できない
手順にもありますがFirefoxはキーチェーンではなく、Firefox固有の設定画面で設定する必要があります。
以下の画面です。
一番上のLEDが点灯しない
プロジェクトをデプロイしていない、あるいはデプロイしたプロジェクトが正しく起動していません。
デプロイしたプロジェクトはDeepLens上でLambdaとして起動します。DeepLens上のLambdaはpython2のプロセスとして表示されます。
ps aux | grep python2
これで表示されないようであれば、以下の様にawscam
関連のサービスを再インストールしてみると直るかもしれません。
sudo apt-get install awscam --reinstall
sudo apt-get install awscam-webserver --reinstall
ステルスSSIDの無線LANに接続したい
AWSコンソールからは設定できません。SSHで接続して設定する必要があります。
nmcli dev wifi connect "your-ssid" password "your-password" hidden yes
とりあえずgreengrassdを再起動してみる
プロジェクトのデプロイが進まない場合や、デプロイしたプロジェクトが起動しない場合(AWSコンソール上でオンラインにならない場合)は、greengrassd
を再起動してみると改善するかもしれません。
sudo service greengrassd restart
deeplens用のsource.listが無効になっている
原因が不明ですが、私の場合はapt
用のsourcelistが不完全な形で保存されていました。
apt
が参照するリポジトリは/etc/apt/sources.list
に設定されています。
DeepLens固有のリポジトリはaws_deeplens.list
というファイル名で存在するはずですが、私の場合はなぜかaws_deeplens.list.save
だけ存在するという状態でした。
この状態の場合、以下のコマンドでファイル名を変更してからapt
を実行する必要があるかも知れません。
cd /etc/apt/sources.list
sudo mv aws_deeplens.list.save aws_deeplens.list
sudo apt-get update
一番下のLEDが点滅している
awscam-intel-dldt
というパッケージを再インストールすると治るかも知れません。
sudo apt-get install awscam-intel-dldt --reinstall
なぜかvideoserver.service
のパーミッションが変
/var/log/syslog
を見ていたらvideoserver.service
のパーミッションが変だと警告が出ていました。
ほっといてもいいような気がしますが、以下のコマンドで修正できます。
sudo chmod 644 /etc/systemd/system/videoserver.service
工場出荷状態に戻したい
工場出荷状態に戻すためにはブート用のUSBメモリ(16GB以上)を用意し、ブートイメージと初期設定用のファイルをダウンロードして設定する必要があります。
以下の手順を参照してください。
USBメモリのパーティション分割に指定があり、さらに一部のファイルシステムにNTFSを要求します。
MacでもWindowsでも簡単に必要な準備ができないので、(手元にあれば)Ubuntuマシンで行うかDeepLensにモニタとキーボード、マウスを接続して準備する必要があります。
情報の確認
待ち受けているポート一覧を表示する
ss -antp | grep -i LISTEN
デーモンのステータスを確認する
service [デーモン名] status
service greengrassd status
デーモンの一覧を確認する
service --status-all
ファイアウォールを無効化する
普通に使っている限りは必要ありません。
sudo ufw disable
有効化する場合は以下を実行してください。
sudo ufw enable
DeepLensの温度を確認する
DeepLensは推論まで行うためかなり機体の温度が高くなります。
熱のせいか不意に再起動するため、温度を確認したくなるかもしれません。
grep temperature /var/log/syslog
参考文献
Author And Source
この問題について(AWS DeepLens Tips), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://qiita.com/hideki/items/1a79f526683347fc0de4著者帰属:元の著者の情報は、元のURLに含まれています。著作権は原作者に属する。
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