Raspberry Pi 4 Model BでNode.js LTSを使うための準備メモ


要約

  • sudo apt install nodejsでインストールできるNode.jsはバージョンが少し古い
  • ラズパイで動作するバイナリが公式で提供されているので、そちらを利用する
  • ダウンロード~パスの設定までの手順をメモ

はじめに

ラズパイでNode.jsを最も簡単にインストールする方法はapt installを利用することだと思います。

$ sudo apt install nodejs npm

ですが、インストールされるNode.jsのバージョンはv10.24.0で少し古いです。(2021/09/13時点)

公式サイトにラズパイで動作するバイナリが公開されているので、そちらを利用する手順をまとめます。

環境

セットアップ手順

Node.jsをダウンロードする

下記コマンドを実行します。
作業はホームディレクトリで行いました。

$ cd ~
$ wget https://nodejs.org/dist/v14.17.6/node-v14.17.6-linux-armv7l.tar.xz

URLは、その時のLTSのものを公式サイトで確認してください。

https://nodejs.org/ja/download/

Image from Gyazo

解凍する

下記コマンドを実行します。

$ tar Jxvf node-v14.17.6-linux-armv7l.tar.xz

成功すると、node-v14.17.6-linux-armv7lディレクトリが生成されます。

動作確認する

下記コマンドを実行します。

$ ~/node-v14.17.6-linux-armv7l/bin/node -v

LTSと同じバージョンが表示されればOKです。

v14.17.6

パスの設定を行う

いわゆるパスを通すというやつです。
下記のコマンドを実行します。

$ echo 'export PATH=$HOME/node-v14.17.6-linux-armv7l/bin:$PATH' > ~/.bashrc
$ source ~/.bashrc

パスが通ったか確認します。

$ node -v
v14.17.6
$ npm -v
6.14.15
$ which node
/home/pi/node-v14.17.6-linux-armv7l/bin/node
$ which npm
/home/pi/node-v14.17.6-linux-armv7l/bin/npm

無事Node.jsを利用する準備ができました。