Oracle 18 c PDBスナップショット

Oracle 18 cデータベースでは、PDBの作成時に同時にPDBのスナップショットを作成し、スナップショット作成時点のPDBデータを完全に保存できます.PDBスナップショットには主に2つの役割があります.

フラッシュバックによりスナップショット時点

にデータを復元する.

スナップショットPDBを使用して履歴データ

を問い合わせる.
各PDBスナップショットには、作成時に定義したり、システムによって自動的に生成したりするスナップショット名が関連付けられています.また、各スナップショットには、作成時のタイムスタンプとSCNも関連付けられます.PDBごとに保存できる最大PDBスナップショット数はMAX_PDB_SNAPSHOTS属性制御は、最大値とデフォルト値の両方が8です.作成したPDBスナップショットの数が定義を超えると、最初に作成したPDBスナップショットは削除されます.Alter databaseコマンドを使用すると、最大許容PDBスナップショット数を変更できます.制限を0に設定すると、すべてのPDBスナップショットが削除されます.
PDB作成時にデフォルトでスナップショット機能が開始されます.PDBスナップショットは2つの方法で定義できます.
1.手作業方式
PDBの作成または変更は、snapshot mode manual文を指定します.これは、PDBの作成時のデフォルトの動作です.

create pluggable database pdb1 snapshot mode manual;

2. 自動作成期間の定義

alter pluggable database pdb1 snapshot mode every 24 hours;

時間量が分で表される場合、指定値は3000未満でなければならない.時間量が時間で表される場合、指定値は2000を超えてはいけません.
PDBスナップショットの作成が完了すると、新しいPDBを作成できます.使用するPDBスナップショットは、スナップショット名、スナップショットSCN、またはスナップショットタイムスタンプで指定できます.

create pluggable database pdb1_day_1 from pdb1 using snapshot ;
create pluggable database pdb1_day_2 from pdb1 using snapshot at scn ;

ユーザエラーやその他の極端な状況が発生した場合、PDBスナップショットは、PDBのフラッシュバックにも使用できます.実施手順は次のとおりです.

PDB 1

を閉じる.

指定されたPDBスナップショットから新しいPDB

を作成する

PDB 1

を削除する.

新しいPDBの名前をPDB 1

に変更

PDB 1

を開く.