2020年のシビックテック(金魚×テック)活動振り返り


この記事は、「CivicTech & GovTech ストーリーズ Advent Calendar 2020」の13日目です。

こんにちは。CODE for YAMATOKORIYAMAの本多と申します。
毎年恒例となりました(勝手にそうしている)、活動の振り返りをいたします。

毎年、完全に自己完結型の記事ではありますが、この記事を読んでいただいて、もし一緒に何かしたいと思ってくれた方は、[email protected]まで、ご連絡くださ~い♪

私が関わっている、CODE for YAMATOKORIYAMAアーバンデータチャレンジ奈良ブロックの活動を中心に、時系列で振り返ります。

(3月)アーバンデータチャレンジ2019にて、「Kingyo AI Navi(LINE版)」が実行委員会特別賞を受賞

昨年に引き続き、「Kingyo AI Navi」にて、アーバンデータチャレンジにチャレンジしましたw
今年は、実際にLINE上で動くところまで、メンバーが仕上げていただきました。(正式リリースは、もろもろ調整ついてなくて未定です)

結果として、「実行委員会特別賞」をいただきました!ありがとうございます~!!
http://code4yamatokoriyama.site/2020/03/15/get-prize-udc2019/

(3月)【番外編】新型コロナウィルス対策サイト(奈良県版)の公開(2020年3月)

これは、私が直接携わったわけではないので、番外編という但書でご紹介します。2020年3月中旬に、主にCODE for Naraのメンバーの呼びかけにより、「奈良でも対策サイトつくろう!」という流れができ始めました。

その後、実質10日くらいで完成したのがこちら
https://stopcovid19.code4nara.org/

ちなみに、私はロゴとかタイトルの挿絵しか作っていません。。。
開発メンバーのslackに参加してみましたが、ほぼほぼついていけず、「あ、余計なこと言わんとこー」となりました。(すいません)

ただ、そういった状態でも、できることをやってみるし、やれなければ助けてもらう」といった精神が、なんとなく共有化されているので、いろんな方が関わりやすくなった瞬間だと思いました。

これぞ、シビックテック的精神?「ともに考え、ともに作る」というやつですね!

さらに詳しい立ち上げ経緯はこちら(シビックテックフォーラム2020にて、CODE for NARAの石塚さんがご発表)

(6月)「郡山金魚スクール」に、金魚飼育アプリ(試作版)などで協力開始

話は戻りまして、またまた金魚の町「大和郡山」の話です。市の事業として、アイデアサポート事業というものがあり、試行的な取り組みに対して、審査を経て、金銭的な補助を受けることができます。

今年度の事業の一つに、「郡山金魚スクール」というものがあり、その取組みの代表の方から、IT絡みでの協力を要請されたことが、きっかけです。詳しくはこちらに記載しています。

郡山金魚スクールの特設サイトは、こちら


7月に行われた「郡山金魚スクール」の説明会&金魚配布の様子


50組の家族が、実際に金魚を飼育し、その飼育の様子をアプリに記録するという取組みです。こちらのデータを生かして、地元で活動しておられる「金魚活性化グループ」と一緒に、金魚を飼う文化を広めるためには、何がハードルになっているのかを深掘りしていく予定です。

(7月)GLIDEを使ったwebアプリのワークショップをオンラインで開催

前述の「金魚飼育サポートアプリ」を作るうえで、関係するメンバーにも、その仕組みをしってほしいという意味もあり、「GLIDE」の勉強会を実施しました。


GLIDEでのアプリ作成は、各所でテイクアウトマップ等が作られていた流れもあったので、そちらを参考にしました。奈良市の方でも、「お持ち帰りごはん」というサイトが立ち上がっていたので、そこに関わられた方にもサポートいただきました。

ただ、GLIDEって基本英語だし、ちゃんとしたマニュアルがないので、やってみるととっつきにくい部分は否めませんね。。。はじめて触る人には、けっこうしんどかったかもしれません。

※ちなみに、金魚飼育サポートアプリは、郡山金魚スクールのスクール生限定で使用してもらっています。そのうち、公開版を作りたいですね。

(8月)「ロボット金魚すくい」体験会vol.1を開催

これは、今年の目玉企画の一つであります。

コロナの影響で、大和郡山市の金魚産業は、多少なりとも(のちに結構な)ダメージを受けることになりそうでしたので、何らかやりたいと思っていました。

というわけで、「リモートでも金魚すくいができるようになれば、3密避けれるんちゃう?」という思いつきもあり、まずはロボット金魚すくいを試行し始めました。

実際の開発にあたっては、今年からプログラミング教室を始めたギブテクウインウインの奥田さんにご協力いただいております。


クレーンタイプは、完全オリジナル作品(ギブテクウインウインの奥田さん)


アームロボットタイプは、コントローラーの線を延長


岐阜から応援に駆けつけてくれた石井さんも体験

当日のレポートはこちらです。

新感覚の金魚すくいということで、なかなかの高評価を受けてしまいましたので、どんどん調子に乗っていくのです。。。

(9月)アーバンデータチャレンジ2020キックオフをオンラインで開催

毎年恒例のUDCのキックオフです。今年は、開始が遅れて9月の開催です。


昨年の応募作品や受賞作品の振り返りを行い、作品応募へのイメージを共有しました。

詳しくはこちら

(こぼれ話)
付箋でアイデア出しをするために、Jamboardを使用したのですが、違うグループのページにガンガン付箋が貼り付けられていたりして、リアルでは起こりえない面白ハプニングがありました。これもオンラインならではですね。

(11月)金魚フェス2020 in イオンモール大和郡山にて、「ロボット金魚すくい体験会Vol.2」を実施

ちょっと、息切れしてきました。詳しくはこちらに記載しております。


隣で、リアルな金魚すくいを出展されていた達人たちも視察に来ておられました。ブルブル

(11月)ヒーローズリーグ2020に応募

今年も、ヒーローズリーグに応募しました。ヒーローズリーグについては、公式HPをご参照ください。

「こんなことやってみた」「面白そうなことやってみたので見てくれ!」みたいな作品がわんさか出てきて、ワクワクと突き抜け感を感じられるコンテストです。

去年は、Kingyo AI Naviで初エントリーをしたのですが、結果は予選落ちということで辛酸をなめていました。やはり、こういったモノづくり系のコンテストは、目に見えて面白いものの方が受けがいいなぁと思っていました。

だったら、「ロボット金魚すくい」出してみよう!ということで、エントリーすることを決意しました。ただ、今年はすべてのプログラムをオンラインでやるということで、作品動画が必須!!となってしまいました。

何とかして作った動画や説明資料は、protopediaに掲載されています。
https://protopedia.net/prototype/2008

(12月)ヒーローズリーグ2020で「未来のアミューズメント賞」を受賞!

これはもう歓喜中の歓喜です!

ありがたや、ありがたや~。
来年も頑張る原動力になりますね!そして、STEP2をやらないといけないという追い込み感もありますね(笑)来年も、やりましょう!

一緒にやってくれるメンバーを大募集中です!!

まとめ:少しずつ認知度が上がってきたかも!?

2017年にCODE for YAMATOKORIYAMAを立ち上げたころは、活動自体も暗中模索でした。しかしながら、なんだかんだ見よう見まねで、いろんな方に協力をいただきながら、活動を継続してきました。

そのおかげもあってか、地域で活動されている別の団体からのお声がけや、取材の依頼をいただけるようになりました。

掲載いただいた新聞記事
https://www.sankei.com/west/news/200723/wst2007230004-n1.html
https://www.sankei.com/region/news/200821/rgn2008210019-n1.html
https://mainichi.jp/articles/20200823/k00/00m/040/042000c

個人的には、取材を受けるのは苦手なので、是非、そういった対応が好きな方、得意な方にも参画していただければ幸いです♪

2021年に向けて

2020年も、皆さんと一緒に、駆け抜けた感はあります。。。

同時並行でPJを進めたことにより、時に調整不足だった部分もあったかと思います。関係者の方々には、感謝するばかりです。

その辺は反省すると共に、これまでの勢いは殺さず、2021年も駆け抜けたいと思いますので、来年もよろしくお願いいたします!!


これは「たんちょう」です。

良いお年を~