論理ボリューム分割(ext4)


環境

CentOS 6.7

VG(ボリュームグループ)確認

vgdisplay
--- Volume group ---
VG Name               centos
System ID
Format                lvm2
Metadata Areas        1
Metadata Sequence No  4
VG Access             read/write
VG Status             resizable
MAX LV                0
Cur LV                2
Open LV               2
Max PV                0
Cur PV                1
Act PV                1
VG Size               31.51 GiB
PE Size               4.00 MiB
Total PE              8066
Alloc PE / Size       8066 / 31.51 GiB
Free  PE / Size       0 / 0
VG UUID               gG0KE6-Go5I-VTsj-bROL-DIpP-1Fnb-7yUHMi

LV(論理ボリューム)縮小

VG確認で表示されたFree PE以上の論理ボリュームを作成しようとすると、以下のメッセージが表示されて作成できない。

lvcreate -L 5G -n Test centos
Volume group "centos" has insufficient free space (0 extents): 1280 required.

論理ボリュームを縮小させる為、インストールディスクを入れてレスキューモードで立ち上げる。
(ルートに割り当てていない論理ボリュームの場合はumountして作業すれば問題ない。)

「Rescue installed system」を選択する。

「English」を選択する。

「jp106」を選択する。

「No」を選択する。

「Skip」を選択する。

「shell Start shell」を選択する。

シェルが立ち上がるので以下のコマンドを実行する。

VGを有効にする。

lvm vgchange -a y   

縮小するLVのファイルシステムをチェックする。

fsck.ext4 -f /dev/centos/lv_root

縮小するLVのファイルシステムを縮小する。

resize2fs /dev/centos/lv_root 10G

LVのサイズを変更する。

lvm lvreduce -L10G /dev/centos/lv_root

シェルを終了する。

exit

インストールディスクを除けて起動しサイズが変更されているか確認する。
(LV Sizeが縮小時に設定したサイズになったか確認)

lvdisplay /dev/centos/lv_root
--- Logical volume ---
...
LV Size 10.00 GiB

VGを確認して空が出来たか確認する。
(Free PEが増えているか確認)

vgdisplay
--- Volume Group ---
...
Free PE / Size 4687 / 18.31 GiB

LV作成

VGに空ができたのでLVを作成する。

lvcreate -L 5G -n Test centos

Free全ての容量を割り当てる場合は以下のコマンドを実行する。

lvcreate -l 100%FREE -n Test centos

ファイルシステム構築

ext4フォーマットで構築する。

mkfs.ext4 /dev/centos/Test

マウント

作成したLVをマウントする。

mount -t ext4 /dev/centos/Test /mnt/Test

起動時に自動マウントするように/etc/fstabに以下を記述する。

/dev/centos/Test    /mnt/Test ext4 defaults 1 2