Asciidoctorインストール手順(Windows10)


Asciidoctorのインストール手順をこの記事では書いていきます。

  • 実行環境
    • Windows10
  • インストールするもの
    • Ruby v2.7.1
    • asciidoctor 2.0.10

Asciidoctorとは

軽量マークアップ言語であるAsciiDocをHTMLに変換するためのツールです。
AsciiDocについては、AsciiDocの良いところを良ければご参照ください。

インストール手順

Rubyをインストールする

まず、Rubyをインストールします。今回はRuby 2.7.1-1 (x64)をインストールしました。
※Rubyの詳しいインストール手順は省略します。

ruby -v

Asciidoctorをインストールする

gemでAsciidoctorをインストールし、インストールできたことを確認します。

gem install asciidoctor
gem list --local

実行確認

では、実際にHTMLを出力できることを確認します。
以下の内容をテキストに貼り付けてAsciidoctorのコマンドを実行します。

  • sample.adocとして保存
== レベル 1
Text.

=== レベル 2
Text.

==== レベル 3
Text.

===== レベル 4
Text.

.データ形式はCSV, 各カラム幅は表示域の15% (60 ÷ 4 = 15)
[format="csv",width="60%",cols="4"]
[frame="topbot",grid="none"]
|======
1,2,3,4
a,b,c,d
A,B,C,D
|======
  • AsciidoctorでHTMLを出力する
asciidoctor sample.adoc
  • 出力結果

おわりに

単にAsciiDocで文章を書くだけであれば、AsciiDocの執筆環境を用意するだけでよさそうですが、プレビュー表示ではincludeした文を取り込んで表示してくれなかったりします(AsciidocFXさんは出来る)。
ですので、作成中はVisual Studio Codeのプレビュー機能で確認し、commitもしくはpushのタイミングでHTMLに出力して最終チェックするという使い方がよいかと考えます。