AsciiDocで吹き出し付きブロック要素の下に別のリストを作るTips


AsciiDocで文書を書く際に、リストをセクション代わりに使ってソースの説明をすると……

test.adoc
* intの例

[source,java]
----
public class Main{
  public static void main(String []args){ //<1>
    int i = 0; //<2>
    i++; //<3>
    System.out.println(i); //<4>
  }
}
----
<1> メインメソッドを作成します
<2> `int` 型の変数を初期値 `0` で定義します
<3> 2の変数の値を `1` 足します
<4> 2の変数の値をコンソール出力します

* doubleの例

[source,java]
----
public class Main{
  // 略
}
----

みたく書いていましたが、これを html にすると、↓のように「doubleの例」の部分が吹き出しの一部として表示されてしまいます。

これを防ぐには、吹き出しとリストの間にコメントを挿入します。

test.adoc
<4> 2の変数の値をコンソール出力します

// こ↑こ↓

* doubleの例

[source,java]
----
public class Main{
  // 略
}
----

すると……

無事に吹き出しとリストを別に出来ました。
Asciidoctor 文法クイックリファレンス(日本語訳)のリストのヒントを読んで思いつきました。

ただ、そもそもリストをセクション代わりに使うのが間違いでもある