Watson StudioからSQLQueryへのアクセス


Waston StudioからSQL Queryで定義したTABLEへのアクセス方法について説明します。

全体像は以下になります。

1.SQL QueryのStandardのインスタンス作成
2.ソースファイルを準備
3.SQL Queryでテーブル定義作成
4.API Keyの作成
5.SQL Queryへの接続オブジェクトを作成
6.接続データオブジェクトを作成

テスト環境
CP4D 4.0.1

1.SQL QueryのStandardのインスタンス作成

SQL Queryのインスタンスを用意します。Watson Studioのデータソースにするためにはライトプランではなく、標準プランのインスタンスが必要です。

作成したらCRNをメモしておきます。①

2.ソースファイルを準備

SQL QueryのソースとなるCSVファイルやParquetファイルをICOSバケットに用意します。

以下では211008icostestというバケットにCond4n_e104.csvというソースファイルを用意しています。
SQLでアクセスをクリックします。

SQL照会で開くで開きます。

3.SQL Queryでテーブル定義作成

Target locationをメモしておきます。②
以下の例だと
cos://us-south/sql-1964a5de-6054-4fd2-beef-abdb3da460c9/result/
です。

以下のようなCREATE TABLE文でソースファイルからテーブル作成します。Runで作成してください。

CREATE TABLE COND4N_E104
USING CSV
location cos://jp-tok/211008icostest/Cond4n_e104.csv

4.API Keyの作成

IAMでまずサービスIDを作成し、以下のような権限を与えます。
以下では211008sqlquery_sidというサービスIDを作ってアクセスポリシーの設定をしています。

アクセス権限の中身を確認します。
まずSQL Queryの管理者権限が必要です。

ソースバケットに対してリーダー権限などが必要です。

ターゲットバケットに対してライター権限などが必要です。

APIキーのタブでAPIキーの作成して、APIキーをメモしておきます。③

5.SQL Queryへの接続オブジェクトを作成

「プロジェクトに追加」で、

「接続」を選択します。

「SQL Query」を選択します。

接続の詳細と資格情報に上の手順でメモした①CRN、②ターゲットバケット、③APIキーを入力します。
「接続のテスト」で接続を確認して保存します。

6.接続データオブジェクトを作成

「プロジェクトに追加」で、「接続データ」を選択します。

「ソースの選択」をクリックします。

先ほど作成した接続オブジェクト(ここではsqlquerya4)を選びCREATE TABLEしたSQL Queryのテーブルを選択します。緑のチェックがつけばOKです。

任意の名前をつけて保存します。

作成した接続データをクリックします。

正しく読み込むことができました。

参考

SQL Queryの結果のICOSバケットにアクセスだけなら以下で可能です。