NativeScript iOSのreleaseビルドでログ出力する裏技


NativeScriptでは console.log('hogehoge'); でログを出力することができます。

ただ、iOSでは releaseビルド(本番のストア用ビルド)すると、ログが表示されなくなる仕様です。
(なおAndroidではreleaseビルドでも表示されます。この辺統一して欲しいものです)

そんなときは以下の__nslogという隠しメソッドを使うとログが表示できます。

import { isIOS } from 'tns-core-modules/platform';

if (isIOS) {
    __nslog('XZ LOG! hogeeee!');
}

さて実行してみると...以下のように「コンソール」アプリにログが表示されます!

通常リリースビルドでログが出なくても困らないのですが、たまーにreleaseビルドでのみ再現するバグとかがあるときに、原因調査で役立ちます。

このメソッド、内部的には iOSの NSLog をコールしているだけのメソッドです。NSLogがマクロで、直接NativeScriptから呼べないという仕様上の問題があり、NativeScriptコアチームも困って、このような内部メソッドを作ったのだと思います。非公開メソッドなので今後使えなくなる可能性があるため、productionレベルでの利用は推奨しません。というか、このメソッド、普通に公開してほしいですよね^^;