契約形態ー準委任型、請負型


応用情報技術者平成30年秋期 午前問66

ベンダX社に対して,図に示すように要件定義フェーズから運用テストフェーズまでを委託したい。X社との契約に当たって,"情報システム・モデル取引・契約書"に照らし,各フェーズの契約形態を整理した。a~dの契約形態のうち,準委任型が適切であるとされるものはどれか。

1、準委任契約とは、
通常の委託契約(請負契約)と同様に別の組織に業務を委託する契約ですが、仕事の完成を契約の目的とする請負契約と異なり、委託された仕事の実施自体を目的とする契約形態です。受託者は善良な管理者の注意をもって委任事務を処理する義務を負うものの、仕事の完成についての義務は負いません。主に業務分析や要件定義、運用テスト工程などの成果物が特定されていない状況で結ばれます。

つまり、全部をやるのはなくて、協力の仕事ですね。

2、"情報システム・モデル取引・契約書"は、
ユーザとベンダのあるべき理想的なモデルを提示し、情報システムのライフサイクルプロセスの中で、ユーザとベンダの間でどのようなことを決定し、どのようなことを情報共有すればよいか、についての統一的な指針を目指して策定されたものです。

以下に情報システム・モデル取引・契約書より、フェーズの区分と契約類型の対応表を引用します。

参照:
https://www.pm-siken.com/kakomon/29_haru/am2_21.html