OpenFlowを使ったSDN(Software-Defined Networking)ー柔軟な制御機能


応用情報技術者平成30年秋期 午前問35

OpenFlowを使ったSDN(Software-Defined Networking)の説明として,適切なものはどれか。

1、OpenFlowとは、
既存のネットワーク機器がもつ制御処理と転送処理を分離したアーキテクチャです。制御部をネットワーク管理者が自ら設計・実装することで、ネットワーク機器ベンダの設定範囲を超えた柔軟な制御機能を実現できます。

2、SDN(Software-Defined Networking)とは、
このOpenFlow上でソフトウェア制御による動的で柔軟なネットワークを作り上げる技術全般を意味します。SDNを用いると、物理的に接続されたネットワーク上で、 別途仮想的なネットワークを構築するといった柔軟な制御が可能になります。

3、ネットワーク仮想化の説明
単一の物理サーバ内の仮想サーバ同士が,外部のネットワーク機器を経由せずに,物理サーバ内部のソフトウェアで実現された仮想スイッチを経由して,通信する方式

4、ASN.1(Abstract Syntax Notation One)の説明
プロトコルの文法を形式言語を使って厳密に定義する,ISOで標準化された通信プロトコルの規格

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補足

ONF(Open Networking Foundation)が標準化を進めているOpenFlowプロトコルを用いたSDN(Software-Defined Networking)の説明として,適切なものはどれか。

1、SNMP(Simple Network Management Protocol)の説明
管理ステーションから定期的にネットワーク機器のMIB(Management Information Base)情報を取得して,稼働監視や性能管理を行うためのネットワーク管理手法

2、ルーティングの説明
データ転送機能をもつネットワーク機器同士が経路情報を交換して,ネットワーク全体のデータ転送経路を決定する方式

参照: