耐タンパ性(tamper)


応用情報技術者平成30年秋期 午前問22

マイクロプロセッサの耐タンパ性を向上させる手法として,適切なものはどれか。

1、耐タンパ性(tamper)とは、
ハードウェアやソフトウェアのセキュリティレベルを表す指標で、外部から内部データに対して行われる改ざん・解読・取出しなどの行為に対する耐性度合いを示します。タンパ(tamper)は"改ざんする"という意味です。

2、静電気放電(ESD)
ESD(Electrostatic Discharge)に対する耐性を強化する。
静電気放電(ESD)によりプロセッサが破壊されるのを防ぐ対策です。

3、検査用パッド
チップ検査終了後に検査用パッドを残しておく。
検査用パッドを介して内部データにアクセスされる可能性があるため耐タンパ性は低下します。

4、
内部メモリの物理アドレスを整然と配置する。
内部プログラムの動作を解析されやすくなるため耐タンパ性は低下します。

これは、耐タンパ性の概念の理解は大事ですね。
セキュリティ強化で、改ざんしにくくなるようにとのこと。

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補足
ICカードの耐タンパ性を高める対策はどれか。

参照:
https://www.ap-siken.com/kakomon/30_aki/q22.html