SoC(System on a Chip)の説明


応用情報技術者平成30年秋期 午前問21

SoCの説明として,適切なものはどれか。

1、SoC(System on a Chip)は、CPUコアやDSP、記憶装置、タイマ、VSBやイーサネットを1つのチップ上で実現したLSI(大規模集積回路)です。必要とされる全ての機能(システム)を1つの半導体チップに集積することによって、「占有面積の削減」「高速化」「低消費電力化」「コスト削減」などのメリットがあるとされています。

2、マイコンボードとは、
マイクロコンピュータ(マイコン)と入出力回路などの周辺回路を1枚の基板に乗せ、手軽にマイコンを利用するための回路です。

一昔前は、主に小型・低価格のマイコンを積んだものを指していました。

最近では広義な意味でのマイコンボードとして、ArduinoやRaspberry Piなど、スマートフォンと同様の高性能なCPUを積んでいるものを含みます。

3、マイクロコントローラ microcontroller
CPU,チップセット,ビデオチップ,メモリなどコンピュータを構成するための電子回路基板

・マイクロコントローラ (microcontroller) とは、主に電子機器などの組み込みシステムに使われる集積回路のひとつ。 電子機器の制御用に最適化されたコンピュータの一種である。 略してマイコンとも呼ばれる。

4、MCU Micro Controller Unit
MCUとは、一つの集積回路にコンピュータシステムをまとめた、組み込み用のマイクロプロセッサのことである。主に電子機器の制御などに用いられる。

MCUは、一般的なマイクロプロセッサとは異なり、ROMやRAMなどのメモリ、I/O関連など多くの周辺機能をMCU自体に搭載している。このため、ROMなどを独立した部品として搭載する場合に比べて、システム構築のためのコストを抑えることができるようになっている。

また、メモリの制御や管理を行うための機構であるメモリコントロールユニット(Memory Control Unit)も、同じくMCUと呼ばれる。こちらは、CPUに内蔵されており、リフレッシュやページング、仮想アドレスから物理アドレスへの変換といった制御機能を持っている。

5、SiP(System In Package)
プロセスが異なる機能は,個別に最適化されたプロセスで製造し,パッケージ上でそれぞれのチップを適切に配線した半導体チップ

参照:
https://www.fe-siken.com/kakomon/21_aki/q23.html

マイコンボード
https://dotstud.io/docs/microcon/

MCU
https://www.weblio.jp/content/MCU