企業向けLINEアカウントの違いを比較してみる


先日弊社にて共同運営といった形でLINE@のMessagingAPIを利用したサービスをリリースしました。

WazzUp!
https://wazzup.me/

サービスの内容はサービスサイトと営業窓口となってくださっているファナテックさんのブログをご覧いただければと思います。
https://ecfanatic.com/blog/

そういった関係で各企業様が利用しているLINE@アカウントに対して
Messaging APIの利用開始設定をする機会があるのですが、赤字でこんな記載があります。

・1:1トーク => 最悪、開発すればいいのでべつになくなってもいいか。
・LINE@アプリ => 申し訳ございません。今後はPCからのみ更新してください。。。
・LINE@から「LINE公式アカウント」、または「ビジネスコネクトアカウント」への切り替え => ????
・Official Web Appへの切り替え => ???????

利用前の状態に戻すことができないと言われると不安になるもので、
「まぁ大丈夫っすよ」なんて気軽にもいえないのでちょっと理解を深めてみることにしました。
ここにもあるように企業向けのLINEのアカウントは大きく分けて3種類提供されているようです。

・LINE公式アカウント
・ビジネスコネクト
・LINE@

3アカウントの概要はこちらのサイトが分かりやすかったです。
https://satori.marketing/marketing-blog/socialmedia/linebusinessconnect/

抜粋すると

・LINE公式アカウント
企業、ブランド、アーティストなどが開設でき、友だち登録したユーザーへのメッセージの一斉配信などが行えます。
LINE公式アカウントは、LINE内での露出機会が多いため、友だちを獲得しやすくなります。
アカウントの利用は有料で、初期費用、月額費用がかかります。
LINEビジネスコネクトを利用する場合は、API型公式アカウントと呼ばれます。

・ビジネスコネクトアカウント
ビジネスコネクトのためのアカウントです。
公式アカウントではないため、LINEプラットフォーム内での露出が少なくなります。

・LINE@
店舗や施設、個人などが利用できるアカウントで、友だち登録したユーザーへの一斉配信、ユーザーとの双方向のやり取りも可能です。
有料プラン、無料プランがあります。LINEビジネスコネクトには対応していません。

なるほど。松竹梅、甲乙丙みたいなもので露出率とか機能がちがうよってことですよね。
あと全く違う点は費用です。

・LINE公式アカウント
250万〜
https://gaiax-socialmedialab.jp/post-41135/

・ビジネスコネクトアカウント
「アカウント利用料50万円~(月額)」+「通数課金」
https://gaiax-socialmedialab.jp/post-45182/

・LINE@
0〜3万円

値段がこれだけ違うと機能はどのくらい違うのかとても疑問に思えます。
3つの機能を比較しているものがなかったですが、「LINE公式アカウント」と「ビジネスコネクトアカウント」を比較しているものがありました。
こちらが 一番わかりやすかったので載せると

スクリーンショット 2017-05-12 21.23.28.png

引用 : http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2016/10/24/24129

といった感じです。
LINE@はこの表でいうと

・タイムライン配信
・一斉配信

のみ可能な超安価版といった形になっていると思います。

Messaging APIについてなにも知らない方は「なるほどね」と終わるかもと思いますが、
先日Messaging APIというのがLINE@のオプションとして提供開始されこの差別化がおかしくなってきます。
https://business.line.me/ja/services/bot
Messaging APIを含めた比較表はこのようになります。

こうなってくると「ビジネスコネクトアカウント」と「LINE@」アカウントの違いがほぼなくなってきます。
そこで、出てくるのが「Official Web App」です。
http://blog.feedmatic.net/entry/2016/10/26/162116

「Official Web App」はLINE@では利用できません。
「Official Web App」は何に特価しているかというと会員などとLINEのアカウントをどれだけシームレスに連携できるかと言う点に特価したサービスだと考えられます。
ソーシャルPLUSがとてもいい例です。
https://socialplus.jp/line/
Messaging APIがあれば「Official Web App」が提供される前に各企業が行っていたzozoタウン方式の会員連携は可能です。
しかし、「Official Web App」の「友達追加API」などは素晴らしく、本当にストレスなく会員連携が可能だと思います。
同じような動きができるかは現在研究中です。

「Official Web App」を含めた比較表はこのようになります。

Messaging APIが提供されたことによってLINE@でできることの可能性が非常に大きくなりました。
各企業様は今後の展開も含めた上でコストと機能を照らし合わせてどのアカウントを利用するのか選定していただければと思います。

個人的にはLINE@でもっとたくさんのことができるようになることを望みます。。。。