#営業ソルジャーがエンジニアと共同生活を約2年しているポエム(その1)


営業ソルジャーがエンジニアと共同生活をしてわかった

まず、私の自己紹介をさせて頂くと、野菜証券のゴリゴリの営業出身です。新卒から、証券会社に約12年間勤めた後に、35歳でプログラミングを学び始めた時にエンジニアとしてバリバリ活躍するTejitakに出会いGAOGAOというスタートアップスタジオを集まった若者エンジニアと共に創業しました。その流れで2018年4月からエンジニアと共同生活を始め、証券会社時代は関わったことも(生息しているかすら知らない)なかったのですが、四六時中一緒に生活することになって、共同生活の前後でのイメージのギャップをつらつら書いていきたいと思います。Qiitaのユーザーの皆様は、ほとんどはエンジニアの方かと思いますがエンジニア村に営業ソルジャーが迷いこんでしまったと思って暖かく見守って頂ければ幸いです。結論は人それぞれ違うのでエンジニアはこうだと決めつけるものでもないのですが、話をわかりやすくする為にあえて勝手に断定していきますことご了承ください。

共同生活のBefor-Afterのエンジニアのイメージまとめ

共同生活する前 共同生活した後
コミュ障 普通に話す
オタク系 意外と少ない(特に30前後以下)
会社来ない むしろ集中する環境を求めて来たい人も多い
Tシャツしか着ない おしゃれエンジニアは未だに現れず


全然イメージ違いました!勿論、人それぞれですが、少なくとも一緒に短期間でも生活したエンジニアは50人以上いますし、出会ったエンジニアは数百人いるのでそれなりに信憑性はあると思います!

コミュ障

これはかなり非エンジニアが持つ典型的なイメージかと思いますし、よく起業家からもエンジニアとコミュニュケーションがとりづらく何考えているのかわかないと言うような声をよく聞きます。確かに、積極的にガツガツ話す人は少ないかもしれませんが、みんな意外とおしゃべりです。興味あることは永遠と話します。あと、コミュニュケーションの話でいくと、愛想はめっちゃ少ないエンジニアは多いです。愛想というか#忖度エンジニアがまじで希少です。営業系は忖度のオリンピックみたいなところがあるんで、このエンジニア文化は衝撃でした。例えば、私より一回り下の若手エンジニアと食事行く時とかに「予約しました?」とか言われます。エンジニアの皆さんこれ何か違和感を感じますか??エンジニアの方なら大した違和感を感じないですよね笑。

(ソルジャーの世界では)予約は歳下がとるもんですよ!!

ソルジャー村は縦社会なのに対してエンジニア村はフラットな社会です。ここは大きくカルチャーが違います。こういったカルチャーの違いがコミュ障と揶揄されているのかもしれません。
※写真は無邪気で明るい若者エンジニア

オタク系

このイメージも文系体育会出身者が多く占めるソルジャー村では持ちがちなエンジニアに対するイメージです。大学時代に出会うこともないですし、だいたいキャンパスが違うことも多いですよね。同じ大学ですら、理系学部ってどこにあるの?レベルです。ソルジャー村では理系は暗いイメージがはびこっており、たまに理系出身の営業の人とかいると、え?なんで営業してるの?と質問を受けることになります。しかしながら、実はソルジャー村が好みそうな音楽だったり、旅行が好きだったりのエンジニアも数多くいます。え!普通やん!と思ってます。最近では、筋トレエンジニアが数多くおり、ソルジャー村と同様のトレンドがある様に思います。従って、一部生粋のgeekの方はいますが、趣味の世界にソルジャー村とエンジニア村の区別はほとんどありません。
※写真はみんなでリゾート地に遊びに行った時

会社来ない

ソルジャー時代にIT企業に訪問する時もエンジニアは見ないし、リモートとかでやっているのかなぁとか、会社にはあんまり来ないイメージがありました。そして、エンジニアはリモートを好きで家から出たくないと思ってました。しかし、意外と会社に出勤(もしくはコワーキングスペースとかで)してやりたいというエンジニアが多いことは意外でした。集中できる環境を求めていたり、オフラインの方が開発の効率が良い状況が多いことが理由です。嫌いなのは通勤と決められた出勤時間というだけで、ほっておけばけっこう普通に来る人は多いと思います。ですので、リモートワーク可にするのか迷っている企業はわりと多いんですが、普通に会議くらいは出席しますし、なんだかんだで会社に来るエンジニアが多いと思うので導入を躊躇うのは無意味です。(ただ、仕事自体がリモートチームだけでうまく回るかは色んなノウハウや条件があるのでそのあたりはまた別の記事で。)
※写真はみんなで集まって作業する日々の様子

Tシャツしか着ない

これは圧倒的に文化が違います。ソルジャー村の基本スタイルはスーツです。私もスーツはシーズンごとに3着、シャツも20枚は常に持ってクリーニングに毎週だしていました。ところが、エンジニアでスーツ持ってないorスーツを数年着ていない人はかなり多いです。たまにエンジニアと一緒に顧客先に訪問する時、「今日はちゃんとした服着て行った方がいいですか?」と聞いてきて、着てきた服と普段の服の違いが全く見分けがつかないレベルです。もはや、スーツを着ているエンジニアはコスプレです笑。お洒落エンジニアはまだ見たことないかもです笑。
※写真は婚活写真用にコスプレするTejitak先生のレアなシャツスタイル

エンジニア族とソルジャー族の長期抗争の原因

ソルジャー族が技術を知らなさすぎることが根本的な原因で、技術を知ることが、最低でも技術を知ろうとする姿勢が大切な解決策と断言します。

エンジニアは技術のトピックはめちゃくちゃ話すし、技術の理解が深い人には尊敬の念を抱きます。よく、ソルジャー族と溝ができるような状況としてソルジャー族から

「これ、ちゃちゃとできるでしょ?お願いできない?」

のような申し出です。こうゆうの最悪です。エンジニアの技術に対するリスペクトが圧倒的にない状況かと思います。出来るようになるまで、長年の技術の蓄積に敬意や技術の難易度を理解していればこんな発言できないはずです。
また、今後ソルジャー族もプログラミングやIT周りの知識がないと、エンジニアと全く関わらない仕事がどんどんなくなるのでキャリアの幅が相当少なくなることとは容易に想像できます。私も35歳からプログラミングに触れて、今もコードを書いているわけではありませんが、出来るだけ勉強会に出席したり、エンジニアが読むような本を読む様にして日々若手エンジニアに怒られながらなんとかやってます笑。

最後に、日本の優秀なエンジニアは日本の財産で、今後はラグビー日本代表のOneTeamの様にエンジニアとビジネスサイドが一丸となれば(こうゆう例えはソルジャーっぽくて響かない苦)、日本の製造業が世界を席巻した様に、再び世界で活躍出来る企業が日本から生まれると信じてます。日本のエンジニアが世界で活躍出来る後押しが出来るプラットフォームをGAOGAOでは粛々と作って行きたいと思います!本日はお付き合い頂きありがとうございました!


今後書きたいトピック一覧

本日のテーマの他、書いてみたいテーマはいくつかあります。今度つらつらと書いていきたいと思います!どうぞよろしくお願い致します!
1.エンジニア族とスーツ族の長期抗争の根本的な原因(本日のテーマ)
2.エンジニアの教育問題、教える人がいない?
3.エンジニアの評価体系の不透明さ
4.エンジニアの海外評価はこんなに違う
5.エンジニアがめっちゃ稼ぐためには
6.エンジニアの婚活事情
7....and more