Qt Creator for Windowsでコード全体の折り畳みをショートカットキーに割り当てる


自己紹介

画像解析系の研究をしている大学院生です。QtでGUIを作ったり、Visual Studioを使って解析コードを書いて過ごしています。
「誰でもわかる」を目指しつつ、自分の備忘録としてちょっとしたことを記載しています。

記事を書いたモチベーション

GUIを作成するときにはQt Creator for Windowsを使わせていただいているわけですが、CUIと違ってGUIではWidgetの記述分コード量が多くなってしまいます。コードが長いと書き換えるのが大変なので、一般的なコードエディタに実装されているソースコード中の関数やif, for文などを折りたたむ機能をよく使っています。
この機能をうまく使うことでソースコードの記述効率が上がりますが、Qt Creator for Windowsのデフォルト設定では現在のカーソルの部分のみを折りたたむ/展開するショートカットキーしか割り当てられていません(カーソル位置を折りたたむ:Ctrl+<, 展開する:Ctrl+>)。
つまり、コード全体を折りたたむ/展開する機能にはショートカットキーが割り当てられていないので、いつかまた環境設定をするときのために方法を記載しておきたいと思います。

手順

1. メニューバーからツール→オプションを選択すると以下のようなwindowが出現する。環境タブを選択する。

2. Keyboard Shortcutsグループにフィルタと記載されたテキストボックスがあるので"fold"と入力する。
3. TextEditor - UnFoldAllが出現するため選択する。

4. ウィンドウ下部のShortCutの欄のKey sequenceに割り当てるショートカットキーを入力する(僕はCtrl+@にしました)。

5. ウィンドウ右下部の適用をクリックしてからOKを押すことで入力したショートカットキーが適用される。

できているかの確認


↓ ショートカットを押す!(僕はCtrl+@)

もう一度押すと展開できます。
うれしい♪