ユーザビリティテスト2 シナリオ作成と準備
前回までの流れ
1.サイト公開前にユーザビリティテストをすることに
2.ユーザビリティテスト1 目的決めと仮説立て
タスク決め
以前、社内ポータルサイトを使用している人に「何のために使用していますか?」というアンケートをメンバーが取っていたので、そこから頻度の高い使用目的をいくつか選んだ。
メールによるアンケートで取得したデータだったので、コンテクストがわかりづらく、シナリオを起こすのに足らない部分は、少し追加でデータ収集してもらった。
シナリオ起こし
選出したタスクに肉付けをして、よくあるシーンを想定してタスクを実行するシナリオにする。なるべく普段に近い状況になるように設計する。
たとえば、「製品について調べる」というタスクを、「以前から製品Aを利用いただいているお客様から電話をいただき・・・と言われ、調べなくてはわからないので折り返すことを伝え、製品Aについて調べる為ポータルサイトを開いた」といった様に具体的にイメージしやすいように肉付けする。
事前質問
使ってもらう前に聞いておくべき質問をメンバー内で出し合って、決める。
・出社してからのおおまかな行動の流れ
・社内ポータルサイトの使用頻度、方法
など、評価してもらう人についての質問が中心に考える。
事後質問
使ってもらった後に聞いておくべき質問をメンバー内で出し合って、決める。
・操作時に想定外のことをした場合の理由
・悩んだり止まった場所があれば理由
・操作をした際に見辛い文字の有無
・今回アイコンに不安があったので、全アイコンの意味を尋ねる
など、操作してもらった結果についての質問を中心に考える。
台本にまとめる
全体の流れを台本にしてまとめておく。ここで時間配分も決めておく。
1.挨拶 -1分-
2.注意事項 -1分-
3.事前質問 -3分-
4.テスト実施 -15分- *タスク3つなら、1つ5分で計15分
5.事後質問 -5分-
6.お礼 -1分-
機材の準備
ユーザビリティテストを実施する上で、必要なものをリストにして、用意。
用途 | 用意する機材 |
---|---|
テストを録画する | iPhoneと三脚 |
操作してもらう機器とサービス | 普段仕事中使用しているPCを持参してもらい |
記録係がメモをとる | ノートに筆記 もしくは PC |
記録係が操作を見る | ディスプレイ1台 |
実施する場所 | 社内の空いてるテーブル |
次は、パイロットテストを実施へ。
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