Sipeed M1nのブレークアウトボードのピン配置について


Seedstudioより、Sipeed M1nのプレオーダーがアナウンスされました。

M1やM1wと同じく、自身のプロジェクト(基板)にK210/MaixPy を組み込むための物になります。


MAiX bitと比較しても一回り小さいですね。

界隈ではたぶんMAiX nanoと呼んだ方が通りがいいかもしれません。


M1n 単体。
CoCはおなじみKendryte K210(TZA1839001)、winbond 25Q シリアルFlashメモリ、3ch DC/DCのRY1303Aなどが見えますね。
白いコネクタはカメラのコネクタです。
上の写真のように、bit, docなどとはカメラのフレキを挿す向きが逆なので、注意してください。
私は気づかずにしばらく悩みました...

さて、このモジュールはIOはM.2インタフェースなので、試作用にはブレークアウトボードが別途付属します。
基本はUSBシリアルICが乗っているだけで、あとは本当にIO引き出しのみです。

M1nの開発に便利そうなこのボード、
しかし、このボードのピンアサイン情報が探したところ見当たらない…

そこで、早速調べてみました!
(単に、情報全く出てこないから調べたけど、内容がハンパなので放置してただけ)

8pin

写真だと左側にある黒いメスの8pinコネクタについてです。
なんとなく、

No Silk Function IO Vol
1 GND GND
2 6 WIFI_TX 3.3v
3 20 MIC_ARRAY_DATA3 3.3v
4 8 WIFI_EN 3.3v
5 15 PIN15 3.3v
6 21 MIC_ARRAY_DATA2 3.3v
7 7 WIFI_RX 3.3v
8 3V3 3.3V

16pin A

写真だと上側にある16pinのランドパターンです。

No Silk Function IO Vol
1 31 MIC0_DATA 3.3v
2 30 MIC0_WS 3.3v
3 BOOT
4 RST
5 28 SPI0_MOSI 3.3v
6 GND GND
7 33 I2S_WS 3.3v
8 5V 5V
9 19 MIC_ARRAY_WS 3.3v
10 18 MIC_ARRAY_BCK 3.3v
11 35 I2S_BCK 3.3v
12 34 I2S_DA 3.3v
13 14 LED_R 3.3v
14 17 PIN17 3.3v
15 10 PIN10 3.3v
16 13 LED_G 3.3v

16pin B

写真だと下側にある16pinのランドパターンです。
D0〜D7は未調査なのですが、Maix goなどのスケマを見ると多分LCD用の外付け用に用意されてるんじゃないかと思います。

No Silk Function IO Vol
1 D0 ?SPI0_D0
2 D1 ?
3 D2 ?
4 D3 ?
5 D4 ?
6 D5 ?
7 D6 ?
8 D7 ?
9 LCS LCD_CS 1.8v
10 LDC LCD_DC 1.8v
11 LRST LCD_RST 1.8v
12 LWR LCD_WR 1.8v
13 3V3 3.3V
14 GND GND
15 9 PIN9 3.3v
16 11 PIN11 3.3v

その他雑談

IOを予測するのにMaix Goのスケマを参考にしました。特にM1から何が出てて、どこに接続されてるか。

  • D0-D7は、DVP or LCDだが、IO41-47が出ていないから、DVP(カメラ)ではない?と思う。よってLCDじゃないかと。
  • I2S_WS(33), I2S_BCK(35), I2S_DA(34) があるから、I2SでDACつなげられそう。
  • WIFI_TX(6), WIFI_RX(7), WIFI_EN(8) があるから、ESP8285をつなげばWiFi使えそう