初心者向け|Microsoft Flowを使ってみる(4)フォルダにZIPが置かれたら、自動的に展開(解凍)する


はじめに

  • Microsoft Flowを使ったシンプルなフローの作り方をまとめていきます。
  • これからFlowにチャレンジしてみようと考えている初心者向けです。

設計

このフローの利用シーン

※シーンは特にありません。別記事「メールの添付ファイル(ZIP)を自動ダウンロード&自動展開する」に続きます。

フローの作り方

作業時間

5~10分

(1)Flowの上部メニューで「マイフロー」→「一から作成」を選ぶ

(2)「多数のコネクタやトリガーを検索する」を選ぶ

(3)フロー名を設定。トリガーを選ぶ

フロー名
分かりやすい名前を付けてください。

トリガー
行動の起点を設定します。

(a)OneDriveにZIPファイルが置かれたら、
(b)自動的に展開(解凍)する。
(a)が起点です。トリガーとしては「OneDrive for Business」を選びます。

(4)「OneDrive for Business - ファイルが作成されたとき(プロパティのみ)」を選ぶ

(5)「OneDrive for Business - ファイルが作成されたとき(プロパティのみ)」の詳細

フォルダの指定
トリガーの対象となるフォルダを指定します。
今回は「/download/」とします。

条件
ZIPファイルを判定するため、「条件の追加」を選びます。

(6)「条件」の設定

条件
「条件の追加」を選ぶと、はい・いいえの2択を作ることができます。

値の選択:表示名
条件:次のもので終わる
値:.zip

はいの場合
.zipで終わる表示名だった場合のアクションを追加します。

(7)「OneDrive for Business」を選ぶ

(8)「OneDrive for Business - フォルダーにアーカイブを展開します」を選ぶ


ZIPの展開(解凍)を行います。

(9)「OneDrive for Business - フォルダーにアーカイブを展開します」の詳細

ソース アーカイブ ファイルのパス:/download/を指定します。
宛先フォルダー パス:今回は「/expand/」と指定しました。
上書きする:はい

実行されると
/download/フォルダにZIPファイルが置かれると、
展開(解凍)が実行され、/expand/フォルダに配置されるようになります。

フローの保存
最後に保存して終わりです。

注意事項

  • Microsoft Flowはfree版だと「5分間でチェック」となり、最大5分に1回実行されます。(ZIPファイルを/download/に置いたあと、しばらく放置しておいてください)