汎用コンピュータにおけるファイル、DBMSと関係データベース


汎用コンピュータとは

 科学技術計算、事務処理、制御用等、ソフトウェア次第で様々な用途に利用することができる大型のコンピュータのこと、
 基幹業務処理において利用されることが多いらしい。メインフレームとも呼ばれる。

汎用コンピュータにおけるファイル

 一連のデータをまとめたもの。レコードの集合がファイルという

ファイルへのアクセス方法

 アクセス方法は以下の3種類がある

 ・順次アクセス
 先頭レコードから順番にアクセスする方法。シーケンシャルアクセスとも呼ばれる
 

 ・直接アクセス
 任意のレコードに直接アクセスする方法。ランダムアクセスとも呼ばれる
 

 ・動的アクセス
 順次アクセスと直接アクセスを組み合わせた方法。任意のレコードに直接アクセスした後
 それ以降を順次アクセスで順番に処理する。
 

ファイル編集法

 代表的な編成は以下の通り
 
 ・順編成ファイル
  頭から順番にレコードを記憶していく
  もっとも単純な編成法で、順次アクセスのみが可能

 ・直接編成ファイル
 レコードの中のキーとなる値を利用することで、直接アクセスを可能とする編成法が、直接編成ファイル
 直接アドレス方式間接アドレス方式があり、それぞれキー値から格納アドレスを求める

 ・直接アドレス:キー値の内容をそのまま格納アドレスとして用いる方式
 ・関節アドレス方式:ハッシュ関数という計算式により、キー値から格納アドレスを算出して用いる方式
  ※ハッシュ関数による計算の結果が重複することで異なるレコードが同じアドレスで衝突してしまうことがある。
  これをシノニムという

 ・索引編成ファイル
 索引を格納する索引域とレコードを格納する基本データ域、そこからあふれたレコードを格納するあふれ域という
 3つの領域から構成され索引による直接アクセスと先頭からの順次アクセスという両方の特性を備える編成法
 

 

 ・区分編成ファイル
 メンバと呼ばれる順編成ファイルを複数持ちそれらを格納するメンバ域と書く目場へのアドレスを管理する
 ディレクトリ域とで構成される編成法
 

DBMSとは

 データベース管理システム(Data Base ManaSement System)のこと
 DBMSは、データベースの定義や操作、制御などの機能を持つミドルウェア

関係データベースは表、行、列とは

 関係データベースは表の形でデータを管理するデータベース
 

表を分ける「正規化」という考え方

 関係データベースでは、蓄積されているデータに矛盾や重複が発生しないように、
 表を最適化することが正規化

関係演算とビュー表

 関係演算とは、表の中から特定の行や列を取り出したり、表と票をくっつけて新しい表を
 作り出したりする演算のこと。「選択」「射影」「結合」などがある。
 ・選択
  行を取り出す演算。この演算を使うことで、表の中から特定の条件に
  合致する行だけを取り出すことができる
 ・射影
  列を取り出す演算。この演算を使うことで、表の中から特定の条件に
  合致する列だけを取り出すことができる
 ・結合
  表と表とをくっつける演算。表の中にある共通の列を介して2つの表につなぎ合わせ

 また、関係演算を用いると、ため込んだデータを使って様々な表を生みだすことができる
 このような、仮想的に作る一時的な表のことをビュー表という

スキーマ

 スキーマとはデータベースの構造や使用を定義するもの
 標準的に使用されているANSI/X3/SPARC規格では3層スキーマ構造をっている。
 外部スキーマ、概念スキーマ、内部スキーマという3層に定義わけることで、データの独立性を高める。
 

 
 

以上