ファイルデータとは、ディレクトリとは、ファイルの場所を示す方法


ファイルデータとは

 アプリケーションソフトで作った文書(データ)は、
 ファイルとして補助記憶装置に記憶される。

データの種類と代表的なファイル形式

 テキスト形式
 文字コードと、改行やタブなど一部の制御文字のみで作られるファイル形式
 文字を扱うアプリケーションソフトであれば、読み書きすることができる

 CSV形式
 基本的にはテキスト形式だが、個々のデータである文字や数字をカンマ(,)で区切り
 行と行を改行で区切ることど、表形式のデータを保存することに特化したファイル形式
 
 PDF
 画像が埋め込まれた書類をコンピュータの機種やOSの種類に依らず元の通りに再現して
 表示することができる電子文書のファイル形式
 文書配布時における標準的なフォーマットとなっている
 
 画像用のファイル形式
 ・BMP
  画像を圧縮せずにそのまま保存するファイル形式
  画像は一切劣化しないが、ファイルサイズは大きくなる

 ・JPEG
  写真を保存するのに向いている画像圧縮形式です。圧縮率が高く
  フルカラーの画像を扱えるためディジタルカメラで写真を記憶する
  用途などでも使われている不可逆圧縮を行うため、圧縮のレベルに応じて
  画像が劣化してしまう。

 ・GIF
  イラストやアイコンなどの保存に適した画像圧縮形式です。可逆圧縮であるため画質の劣化は
  ないが、扱える色数が256色までという制限を持つ

 ・PNG
  当初はGIFの代替として登場しましたが、フルカラーを扱える上に可逆圧縮であるため
  画像の劣化もないとう、ある意味万能な画像圧縮形式です。ただし単純な圧縮率では
  JPEGのほうが勝る。

 音声用のファイル形式
 ・MP3
  音声を圧縮して保存するファイル形式です。人に聞こえない範囲の信号を削り落とすことで
  データ量を削減することで不可逆の圧縮を行う。音楽CDレベルの温室を表現できるとされていることから
  インターネット上の音楽配信や携帯音楽プレーヤーなどで用いられている。

 ・MIDI
  音声そのものではなく、ディジタル楽器の演奏データを保存することのできるファイル形式
  MIDIデータを使うことで、ディジタル楽器を演奏させることができる。

 動画用のファイル形式
 ・MPEG
  動画を圧縮して保存するファイル形式で不可逆圧縮を行う。ビデオCDに使われるMPEG-1
  DVDに使われるMPEG-2、インターネット配信や携帯電話で使われるMPEG-4などがある。

ディレクトリとは

 ディレクトリは、ファイルをグループ化して整理するもの
 補助記憶装置の中は、ディレクトリ(フォルダとも呼ぶ)で管理されている。

 ・ルートディレクトリとサブディレクトリとカレントディレクトリ
  ディレクトリには、ファイルだけじゃなくて他のディレクトリも入れることができる
  そうすることで、補助記憶装置全体に階層構造(ツリー構造)を持たせて管理することができる
  階層の構造の一番上位に位置するディレクトリはルートディレクトリと呼び
  他のディレクトリに含まれるディレクトリのことをサブディレクトリと呼ぶ
  また、自分がいま開いて作業しているディレクトリのことをカレントディレクトリと言います。
  ※カレントディレクトリを含む1階層上のディレクトリのことは、親ディレクトリと呼ぶ。
 

ファイルの場所を示す方法

 ファイルは、ファイルへのパスを用いてその場所を指し示します。
 
 絶対パスの表記方法
  パスを表記するにあたっては、次の約束事に従います。
  ①ルートディレクトリは「/」または「¥」であらわす。
  ②ディレクトリと次の階層との間は「/」または「¥」で区切る。
  ③カレントディレクトリは「.」であらわす
  ④親ディレクトリは「..」であらわす
 ※③と④は絶対パス表記の場合この2つは関係ない
 

 相対パスの表記方法
 相対パスにもパス表記するにあたって約束事に従う
 ①ルートディレクトリは「/」または「¥」であらわす。
 ②ディレクトリと次の階層との間は「/」または「¥」で区切る
 ③カレントディレクトリは「.」であらわす
 ④親ディレクトリは「..」であらわす。
  ※①は相対パスの場合関係ない
 

以上