Googleデータポータルを使ってデータを可視化する (非エンジニア向けレクチャ) -その2


前回 からの続きです。

やっとデータポータルを使ってみます。

Googleアカウントを持ってる人は下記にアクセスできるはずです。
(データスタジオは、データポータルの旧名)

データポータルの概念

オフィシャルには クイック スタートガイド - データポータルのヘルプ の「主な概念」を参照ください。

↑ 私は「グラフ」と書いてますが、正式には

コンポーネント
グラフ、表、インタラクティブな期間設定やフィルタ オプションなど、データを表示するためにレポートに追加するウィジェット。

になります。

レポートを作る手順

テスト用データ

自分で データポータルを使ってみよう というスプレッドシートを作って、その中に DP体重 というシートを作って下記の生データを貼り付けてください。(ある日の私の体重と体脂肪の実測値ですw)

日付 体重 体脂肪
8/23 73 23
8/24 73.6 24
8/26 74.5 23
8/27 73 22
8/28 73 22
8/29 74.2 22.5
8/30 74 22.5
9/2 74 22
9/4 73.8 23.5
9/5 75.2 22
9/6 75.2 22
9/7 74 24.5
9/8 73.2 25.5
9/9 73.6 24.5
9/10 72.8 21.5
9/11 73.8 21.5
9/12 74.2 22.5
9/13 74.2 22.5
9/14 74 23.5
9/15 73.6 25
9/16 74.6 24
9/17 73.6 23
9/18 74.2 23
9/19 73.4 23.5
9/20 72.8 27
9/21 73.4 24
9/22 72.4 24.5
9/23 74.4 22.2
9/24 75 20
9/25 75 20
9/26 74 23
9/27 74 23
9/28 73.4 26
9/29 71.6 25.5
9/30 73.4 23.5
10/1 74 21.5
10/2 73.6 21
10/3 73.2 23.5
10/4 73.2 23.5
10/5 73.6 22.5
10/6 72.4 23
10/7 73.4 24.5
10/8 73.4 23.5
10/9 73.4 21.5

↓こんな感じになるはず

レポート作成までの画面操作手順

↓ これとは違うグラフがでているかもしれません。Googleさんが「これかな?」というグラフを自動生成してくれるみたいです。

↓ 並び替えをした状態。左が過去で、右が未来の時間軸になりました。体重、ほぼ「変化なし」ということですね。

↓ 体脂肪率も表示させます。赤枠の「指標」で「体脂肪」を追加すると、下記のように折れ線グラフが追加されます。簡単。

スタイルの変更

↓ 体重は左Y軸に、体脂肪は右Y軸に表示させたいというときは

スタイルではこんなことが設定できます。

まとめ

このレポートを共有したい場合は、Googleスプレッドシートなどと同じように画面右上の「共有」から可能です。

なんて便利なんだろう。世の中にはいろいろなダッシュボードツール、BIツールが出ていますが、G Suiteを利用している会社であればデータポータルが親和性高いと思います。

エンジニアの助けを借りなくてもこのくらいはできるツールが出てきているわけで、もはやエクセルやワードと同じレベルで「ダッシュボードを作る」スキルは一般化していくと思います。それよりも重要なのは「今あるデータから意味のあるグラフを作れるかどうか」ですね。

この記事は非エンジニアを対象にしていて、「データソース」として「スプレッドシート」を想定して書いています。しかしながら、きっと社内のエンジニアに聞いたら膨大なデータがデータベースに溜まっていると思うので、それを使うにはデータソースを「データベース」すればいけるはず。(エンジニアのヘルプが必要そうだけど)

次回はもう少し複雑なグラフ(正確にはグラフが複雑なのではなくて、データの扱い方?組み立て方?が複雑)について書きたいと思います。